ドメイン取得への道

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【個人&法人】おすすめレンタルサーバー14社を比較(2024年1月)

更新:

レンタルサーバー 14社比較

このページではレンタルサーバーを選ぶ基準として「料金」だけでなく、 「サーバースペック」「稼働率」「簡単インストール」「ストレージ」「サポート体制」「マルチドメイン&データベース」 「データ容量」「バックアップ」など、各項目別に比較をしています。

個人ブログや法人サイトのレンタルサーバーの選び方に悩んでいる方に向けてまとめていますので、ぜひご一読ください。

レンタルサーバー9つの要素を比較

1.料金まとめ

まず、レンタルサーバーの料金について比較をします。

料金体系を「3つの価格帯」に分けて比較

このページではレンタルサーバーの料金帯ごとに「低価格プラン」「標準プラン」 「ビジネスプラン」の3つに分類して紹介しています。

それぞれの料金帯における大体の費用感は以下となります。

  1. 低価格プラン:500円以下
  2. 標準プラン:1,000円~1,500円
  3. ビジネスプラン:2,000円~5,000円

現在、1番人気があってシェアを持っているレンタルサーバーの価格帯は標準プランです。 このプランは大体1,000円~1,500円くらいの価格帯になります。

人気のレンタルサーバーであるエックスサーバー(運営サイト250万でシェアNo1)Conoha Wing(登録数65万件)はこの価格帯に入っています。

個人ブログを運営していくのであれば、この2社は特におすすめです。

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それぞれ、サーバー速度が速いですし長期割引や独自ドメインが無料になるキャンペーンを実施しています。

3つの価格帯について、それぞれ詳しく解説してみましょう。

(1)「標準プラン」の料金について

まず、月額料金が1,000円~1,500円の標準プランの特徴は 「高速化」「安定性」「簡易性」が揃っていることです。

長期割引のキャンペーンもほとんどの事業者が実施しているので、1年以上の期間で契約すれば月額1,000円以下で利用することもできます。

※2023年7月9日時点の料金。キャンペーン価格も適用

会社名 月額料金 初期料金
シン・レンタルサーバー 990円(年払い440円) 0円
エックスサーバー 1,320円(年払い880円) 0円
ロリポップ
(ベーシックプラン)
1,430円(年払い990円) 0円
お名前レンタルサーバー 1,430円(年払い800円) 0円
Conoha Wing 1,452円(年払い941円) 0円
カラフルボックス
(BOX2プラン)
1,452円(年払い583円) 0円
※1ヵ月払いのみ2,200円

500円前後の格安サーバーの場合だとワードプレスを簡単にインストールできたりと「簡易性」は満たしていますが、「高速化」や「安定性」については 対応していないところがほとんどです。

その点、エックスサーバー、Conoha WINGではそれぞれの調査で国内No1のページ表示速度としています。 さらにエックスサーバーでは稼働率も99.99%となっていて安定性もばっちりです。

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月1,000円~1,500円ぐらいの料金がレンタルサーバーの主流!人気のサーバー事業者もこの価格帯に多いです。

(2)「格安プラン」の料金について

次に格安レンタルサーバーの料金をまとめてみます。

この価格帯のプランの特徴はとにかくコストをかけずにワードプレスを作れること。 長期割引を適用すれば200円~300円ほどからワードプレスを作ることが出来ます。

会社名 月額料金 初期費用
スターサーバー(ライトプラン) 330円(年払い275円) 1,650円
ラッコサーバー(RK1) 550円(年払い440円) 0円
ロリポップ(ライトプラン) 550円(年払い418円) 0円
さくらレンタルサーバー(スタンダードプラン) 524円(年払い437円) 0円

格安サーバーでの注意点は100円~200円ぐらいのプランだとデータベースの提供がなくてワードプレスを作ることが出来ないことがほとんどです。

ワードプレスが作れるプランは月額料金が200円~300円ぐらいからになります。

また、料金が安くなっている分、電話サポートがついてなかったり自動バックアップ機能の提供がなかったりします。

ただし、それでも1日あたり2,000~3,000アクセスは充分に耐えられるので気軽にワードプレス運営をしたい方には、コスト負担も少なくて最適なプランだと言えるでしょう。

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お試し感覚でブログ運営したいなら、格安サーバーがおすすめ。

(3)「ビジネスプラン」の料金について

3つ目に紹介したいのが法人向けのビジネスプランです。このプランの特徴は「安定性」や「セキュリティの高さ」です。

Webサーバーとメールサーバーを分別管理して、Webサーバーが混んでもメールに影響しないような管理体制をとっている事業者も多くなっています。

会社名 月額料金 初期料金
iCLUSTA+ 1,446円 5,500円
kagoya 1,760円 2,200円
ヘテムル 2,200円 2,200円
CPIレンタルサーバー 4,840円 22,000円
(1年払い0円)
Xserverビジネス 5,016円 16,500円

Webサーバーとメールサーバーが別々のハードウェアになっている事業者としてはCPIレンタルサーバー、Kagoya、ヘテムルの3社となります。

SLA保証などで稼働率が保証されているプランについてはiCLUSTA+、Xserverビジネス、ヘテムル、CPIレンタルサーバーが採用しています。

また、エックスサーバービジネスやiCLUSTA+では、設定を代行してくれるサービスを提供しています。 この2社であれば設定を丸投げしたい企業でも安心してレンタルサーバーを利用できます。

法人向けサービスの選び方については、以下ページで詳しく解説していますので詳細を知りたい企業担当の方は次のページもご参考下さい。

2.サーバースペック(CPU・メモリ・ストレージ)

2つ目に比較する項目はCPU、メモリ、搭載ストレージ、Webサーバーソフトなどサーバースペックになります。

数値に関しては、公式サイトの公表値から持ってきています。

会社名 CPU&メモリ ストレージ WEBサーバー その他機能
エックスサーバー vCPU128コア&1024GB SSD
(NVMe)
NginX kusanagi
Xアクセラレータ
HTTP/2
mod_pagespeed
FastCGI
Conoha Wing SSD Nginx WEXAL
HTTP2
LiteSpeed LSAPI
ブラウザキャッシュ
カラフルボックス 48コア&516GB SSD Litespeed HTTP/3
Litespeed Cache
ヘテムル 32コア&258GB SSD Apache モジュール版PHP
スターサーバー SSD NginX HTTP2
お名前レンタルサーバー SSD NginX WEXAL
HTTP/2
LSAPI
ロリポップ 6コア&不明 SSD LiteSpeed モジュール版PHP
さくらインターネット 8コア&48GB SSD Apache モジュール版PHP

結果としてサーバー速度で国内No1となっているのはエックスサーバー、Conoha WINGの2社になります。

どちらも自社調べではありますが、高速化に長けページ表示速度が速いためSEO対策としても有利にたてます。

サーバー各社が導入しているCPU&メモリについては、かなりバラつきがあります。 エックスサーバーが最大1024GBのメモリを搭載していて突出しています。公表していない事業者も多いです。

ストレージに関しては、HHDからSSDへの移行が完了し格安サーバーも含めてほとんどの事業者でSSDが搭載されています。

3.サーバー稼働率

ホームぺージを作った場合「常に落ちずに表示されているか」ということはとても大切なことになります。 法人がメールサーバーとして導入する場合も同様でサーバーが落ちずに安定して稼働していることは大前提とされています。

このレンタルサーバーの安定性については稼働率で表すことができます。 稼働率の良さは、レンタルサーバーの重要な要素の1つだと言えるでしょう

ここでは実際の稼働率が99.99%だと公表しているレンタルサーバーを紹介します。 この99.99%というのは、1日あたり大体8秒ほどしか落ちていない稼働率になります。

実稼働率99.99%を公表している会社

次に紹介しているサーバー事業者は実稼働率が99.99%以上だと公式サイト上で公表している会社になります。 意外にもロリポップやさくらレンタルサーバーなど低価格プランを提供している会社も高い稼働率となっていることがわかります。

会社名 稼働率
エックスサーバー 99.99%
Conoha WING 99.99%
ヘテムル 99.99%
さくらレンタルサーバー 99.99%
ロリポップ 99.99%
「SLA保障制度」を99.99%以上としている会社

次にSLA稼動保障制度を導入しているレンタルサーバーを紹介します。こちらは、稼働率が基準を下回ってしまった場合は、月額料金に応じて返金対応してくれる制度になっています。

あくまでも保証値ではありますが「iCLUSTA+」などは実際の稼働率も公表していてほとんどの月が稼働率100%となっています。

会社名 稼働率保障
CPIレンタルサーバー 稼働率100%保証
iCLUSTA+ 稼働率100%保証
お名前レンタルサーバー 稼働率99.99%保証

4.ワードプレス簡単インストール

レンタルサーバー選びで、特に初めての方に重要な要素になるのが「ワードプレス簡単インストール」ではないでしょうか。 本来、ワードプレスの構築はそれなりに難しいのですが「簡単インストール」で作る場合、わずか10分程で作れてしまいます。

簡単インストールはほぼ全ての会社で導入していますが、実際のところその簡単さには差があります。

簡単な会社であればサイト名とパスワードなど5つぐらいの記入欄に入力することでワードプレスが作れますが、難しい会社になるとデータベース周りの記入も求められます。

「設定は難しいから避けたい」と意識している方は、少しでも簡単にワードプレスが導入できるレンタルサーバー会社にしておきましょう。

会社 簡単インストール
エックスサーバー とても簡単★★★
Conoha Wing とても簡単★★★
ロリポップ とても簡単★★★
ヘテムル とても簡単★★★
スターサーバー とても簡単★★★
お名前レンタルサーバー とても簡単★★★
mix host 普通★★
カラフルボックス 普通★★
CPI やや難しい
さくらレンタルサーバー やや難しい
iCLUSTA+ やや難しい

「とても簡単」:記入箇所が少なく、管理画面も見やすい会社
「やや難しい」:データベース関連の情報も記入箇所に含まれる会社

5.マルチドメインとデータベース数

「1つのレンタルサーバーで沢山のホームぺージを作りたい」という場合に便利なのがマルチドメインになります。 標準プラン(1,000円~1,500円程)のレンタルサーバーであれば、ほとんどの会社で50個~無制限まで違う独自ドメインでホームページが作れるようになっています。

また、ワードプレスを作りたい場合、ワードプレス1つの作成に対してデータベースを1つ使うことになります。 そのため「ワードプレスを作れる数」=「データベースの提供数」となります

こちらもマルチドメインと同様に月額1,000円ほどの標準プランであれば、大体20個~無制限までの数でデータベースが提供されています。

月額500円以内の格安サーバーについては、利用できるデータベース数が少なくなっています。 月額料金100円などの場合は、データベース数が0個又は1つとなっているので注意して下さい。

以下の表はそれぞれのレンタルサーバーにおいて、最も料金が低いプランから提供されるデータベースの数を持ってきています。

会社名 マルチドメイン データベース
mix host 無制限 無制限
カラフルボックス 無制限 無制限
ABLENETレンタルサーバー 無制限 無制限
CPI 無制限 無制限
iCLUSTA+ 61個 無制限
ヘテムル 無制限 70個
Conoha Wing 無制限 60個
エックスサーバー 無制限 50個
ロリポップ(スタンダード) 200個 50個
スターサーバー(スタンダード) 無制限 50個
さくらレンタルサーバー(スタンダード) 200個 50個

6.サポート体制

設定がわからない場合や、料金の支払いについて質問があるとき、または、不具合が出たときに助かるのが電話サポートになります。メールを関さず問合せが出来ます。

そこで、電話サポートの対応時間をまとめてみました。

会社名 電話サポート
CPI 全日OK 24時間(※1)
お名前サーバー 毎日無休
エックスサーバー 平日 10:00~18:00
ロリポップ 平日 10:00?18:00(※月額500円のプランから対応)
iCLUSTA+ 平日 10:00?18:00
さくらレンタルサーバー 平日 10:00~18:00
ヘテムル 平日 10:00?18:00
Conoha Wing 平日 10:00?18:00(繋がりにくい)
スターサーバー
mix host

※1 月額900円の有料サポートなります。
※2 月額500円スタンダード・月額2000円のエンタープライズプランでは平日10:00?18:00で電話サポート対応

電話サポートがあると設定などでわからないことがあった場合、メールよりも簡単に詳しく聞くことが出来ます。時間もかかりませんし、わからない設定に頭を悩ませる必要もありません。

そのため、初心者の方で調べるのが苦手な人には電話サポートがあるレンタルサーバーをおすすめします。

ほとんどのレンタルサーバーでは電話サポートは平日対応のみとなっています。CPIに関しては土曜日、日曜日の電話対応もしてくれます。土日に電話で対応してもらいたい場合はCPIがメリットがあります。

7.ディスク容量

ディスク容量については多くのプランで100GBを超える容量が使えるようになっています。 100GBがどのくらいの容量になるのかと言うと、スマホの画像(3MBで計算)を3万枚ほど使って、ようやく使いきれる容量になります。

ワードプレスで記事を毎日作っても、3万枚の画像を載せるには何年もかかります。 普通にワードプレスを使う場合は、100GBもあればまず問題のない容量と言えます

会社名 容量
CPI 500GB
ヘテムル 500GB
ロリポップ 400GB
(ベーシックプラン)
エックスサーバー 300GB
Cnoha Wing 300GB
ABLENETレンタルサーバー 300GB
mix host 250GB
iCLUSTA+ 300GB
スターサーバー 100GB
さくらレンタルサーバー 100GB

※格安レンタルサーバーは平均500円のプランで集計

8.バックアップ体制

データが壊れてしまった。だけど自分ではバックアップを取っていない! そんなに助かるのがバックアップ体制です。 ここでは各社のバックアップについてまとめてみました。

会社名 簡単インストール
ConohaWING 14日間バックアップ(無料)
Mixhost 14日間バックアップ(無料)
エックスサーバー 14日間バックアップ(無料)
ABLENETレンタルサーバー 14日間バックアップ(無料)
ロリポップ 7世代バックアップ
月額300円
ヘテムル 7世代バックアップ
月額700円
CPI 3世代バックアップ
月額2000円から
iCLUSTA+ 3世代バックアップ
利用時のみ2万円
スターサーバー
さくらレンタルサーバー

【結論】当サイトのおすすめサーバー

当サイトのおすすめは「Conoha Wing」と「エックスサーバー」になります。

Web表示No1の「Conoha Wing」

Web表示にこだわりたい人であれば、こちらのレンタルサーバーがベストと言えます。Web表示については国内No1となっています。初期費用0円でかかりませんし、独自ドメインもWingプランではずっと無料になります。料金面でもメリットがあります。

独自の見やすい管理画面も採用していて、ワードプレスかんたんインストールも記入箇所が少なく、初めての人にも始めやすいレンタルサーバーになっています。

シェアNo1の「エックスサーバー」

エックスサーバーはレンタルサーバー業界で10%以上のシェアを持ち、もっとも登録者が多いレンタルサーバーになります。料金は月額1,320円から。稼働率が99.99%を超えていて、安定した保守体制を実現させています。

サーバースペックも良く、見やすく操作しやすいコントロールパネルになっていて、初めての人向けのレンタルサーバーになっています。

法人向けにエックスサーバービジネスのサービスも2018年から開始しています。他社からの移行設定や、メールアドレス作成など、各種設定を無料で行ってくれるサービスがあります。月額料金は5,000円ほどからになります。

この記事の著者・プロフィール

shiba

Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。

ー当サイトは一部PRを含みますー

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