収益化を狙ったブログには主に2種類の書き方があるとされています。1つは日々の体験を記録していく「雑記ブログ」。もう1つは何かのジャンルに特化させた「特化ブログ」になります。
主に雑記ブログは自身のこれまでの体験や日々の出来事を記事にします。そのためライティング初心者の方でも記事作成がしやすくなっています。 一方でGoogleが推奨する専門性のあるサイトとは趣旨が異なるため、SEO的に逆風となっていて収益化が難しいとされている雑記ブログでもあります。
ここではそんな雑記ブログについて、収益化の導線作りのための情報をまとめています。
雑記ブログの特徴を紹介していきます。
雑記ブログは自分の好きなことを記事テーマにするため、これまでの経験や毎日の出来事を記事にできます。 これまでに買った買い物で気にすごく入っているもののレビューだったり、地域についての紹介だったり、ドラマやゲームの感想なんかでも記事になります。
そのため一定の数までは体験をベースにライティングしていくことになるので、記事を作りやすいです。
その他にも時事情報をまとめる方法もあります。例えばコロナの情報をまとめたり、GotoイートやGotoトラベルの情報をまとめてもいいわけです。
雑記ブログと言われるだけにテーマが無限にあるので、初心者の方でも始めやすいのが雑記ブログと言えます。
雑記ブログは記事が書きやすい分、テーマが分散します。そのためテーマを特化しているブログと比べるとSEOが弱いと言われています。
例えば、地域紹介のとても良い記事を1記事書いたとしても、その地域に関する記事に特化している競合ブログだったり法人の旅行サイトのまとめ記事と比べると、 どれだけ内容があっても上位には表示されにくい。というイメージになります。
雑記ブログはテーマが分散して当たり前なので、SEOによる集客が特化ブログより弱くなる傾向があります。
そのため、基本的に雑記ブログは稼ぎにくい。と言われています。
記事テーマを自由に選べるため、最初の内は自分の趣味だったり体験してきたことを書けばよいため、誰にでも始めやすいのが雑記ブログだとお伝えしました。
このように雑記ブログであれば始めようと思ったタイミングで、比較的すぐに始めることが出来ます。 10記事~20記事ぐらいであれば経験ベースの記事だけでも書けるため、事前準備というものが必要ありません。
特化ブログの場合、すでに趣味にしていて知っていることだったり仕事にしていて知識があれば問題ありませんが、 そうでなければ基本的には1から勉強することになるので始めるまでに時間がかかってしまいます。
記事数を増やすということは雑記ブログでも特化ブログでも、永遠の課題では ありますが雑記ブログは自由にテーマを選べる利点があるため、より記事数を増やしやすい傾向があります。
まずは、自分自身の体験ベースだけで記事を作ってみるとわかりますが、おそらく50記事~100記事もいかない内に記事のコンテンツを生み出すことが難しくなっていきます。 しかし雑記ブログの場合は、どんなことでもテーマに出来るメリットがあるため、追加のテーマを探すことでコンテンツの追加ができます。
追加するテーマは自由ではありますが、需要の多いテーマを探せればアクセス数はつきやすい傾向があります。 ただそうすると、特化サイトのようにテーマを作ることになるので、特化サイトのような側面も持ちますが追加するテーマに制限はないため 関連性のないテーマでも一緒に出来るのが雑記ブログの強みと言えます。
ここ数年であれば「Gotoイート」が始まった時に情報をまとめてみたりすれば、多くの人が読むであろう記事を数10記事は作れたでしょう。 同様にAmazonのセール情報だったり、LINEの機能のまとめだったり、年末調整のまとめ記事だったり、誰もが活用している母数が多いテーマはアクセスがつきやすく 記事にもしやすいと思います。
こんなテーマでも良いのかというテーマでも自由に記事にできるため、雑記ブログは記事が増やしやすいでしょう。
いまのGoogleにはE-A-Tと呼ばれる評価制度というものが存在していてブログに「専門性」が求められています。
このように大前提として「専門性のあるブログを評価します」としているところに、雑記的にライティングしていくことになるので 基本的にはページがSEOで評価されにくい傾向にあります。
今後、このE-A-Tによる評価制度が改められて「一般のブログでは多様性を認める」といったような方向転換でもない限り、雑記ブログには向かい風の状態だと思ったほうがよいでしょう。
そのための対策としてある程度テーマをまとめ、同じテーマの記事数を増やすという方法があります。雑記ブログであってもいくつかのテーマを作ることで 専門性をつけるというイメージになります。
10年以上前であればmixiや無料ブログがまだ人気がある時代で、Youtubeも今ほど動画の数はありませんでした。 情報も多様化していなったので、雑記ブログでもそれなりに評価されやすい時代でした。
しかし今ではインスタグラムやピンタレストやYoutubeの充実化など情報を得るにも様々な経路があります。 本当の意味での雑記的なブログを書いていても、ブログをお気に入りして毎日訪問するような素地はないと言っても良いでしょう。 お気に入りの情報を追いかけるのはインスタグラムだったりYoutubeチャンネルに切り替わっています。
記事を読んで内容を気に入ってもらって、その他の記事も気になりしばらく滞在してくれるというパターンはあると思いますが、 お気に入りの追加してもらって、毎日の記事を待っているというようなことはほぼないでしょう。
雑記ブログを始めるうえで、失敗を避けるためのポイントについてまとめてみたいと思います。
まずは本当に雑記すぎる雑記ブログを書いている場合、できればこれは止めて雑記ブログでもある程度テーマを狙って記事を作成する方法にシフトして行くようにしましょう。
雑記ブログでも主軸となるテーマをいくつか持ち、専門性のある雑記ブログを作りましょう。
どうしても雑記ブログとあるので、自分の生活における毎日の生活であったり、これまでの体験をまとめて記事にする方が多いと思います。 しかし、これだけだと失敗する可能性がそれなりにあり、ある程度記事を書くと書くことが減ってきてライティングの内容に困ることになります。
また、興味のあることが需要のあるものであれば問題はありませんが、大半の場合そうでないので基本的にアクセス数が多くない。ということになります。
こうなると、頑張って記事を書いているのに30記事~50記事かいてもあまりアクセスもつかず「やっぱり雑記ブログは稼げない」となります。 なので、本当の意味での雑記ブログはあまり推奨できません。
雑記ブログで収益化を求めるのであれば、雑記であってもある程度はテーマを固めて記事を書いていった方が良い。と個人的には思います。
この後の記事で、雑記ブログでも向いているテーマを紹介していますが時事的なニュースなどは日本人の多くが知っていることなので、 雑記ブログに向いています。検索ボリュームもありますし、情報もまとめがいあって記事のテーマにしやすいです。
例えばGotoイート、Gotoトラベルなど国をあげての施策は記事数も多く書けますし雑記ブログ向けとも言えます。 楽天モバイルが無料プランを打ち出したニュースもありましたが、こういったニュースをまとめても面白いと思います。
また、主婦の方だったら上記のような時事性のある記事に、コスメだけの記事を書いたり、無印良品のグッズ記事をまとめたり、楽天やAmazonのセール情報を書いたりと 特化ブログまでは行かないまでも10記事~20記事またはその後も続けて書けそうなテーマをいくつか持っていた方が好循環になるでしょう。
このように本当に自身の経験談だけで作っている雑記すぎる雑記ブログよりも、ある程度、需要と時事性を兼ねたテーマを一緒にした方が良いでしょう。
雑記ブログで難しいのがどんなテーマで記事を書いていくのかということになりますが、基本的にはご自身の体験をベースに記事を作りつつ、1つのケーススタディとして 以下のようなテーマを追加することを推奨します。
当然、雑記ブログのテーマは自由なので他にもたくさんのテーマがあります。あくまでも1つのケーススタディとして紹介します。
まずはどなたにでも作成しやすいのが「時事ネタ」ではないでしょうか。これは時事性のあるうイベント情報などをまとめる方法になります。
「Gotoイート」があればその情報をまとめます。「レゴランド」が開園すればそれをまとめます。
このようなテーマはニュースを読むかTwitterなどのキーワードから持ってくるため普段からの情報収集が必要になりますが、 需要も大きくて情報量も多いので記事数も増やしやすい傾向にあります。
大学生の場合、他の年齢層よりもスマホやアプリと触れ合う時間が多く、学生向けに作られたサービスにも詳しいと思います。
リクルートから「スタディアプリ」「英語サプリ」のようなスマホアプリが誕生して人気になっていますが、そういった最近人気のアプリについて実際に使ってまとめたり 「Tiktok」のようなアプリの使い方レビューをまとめるのもありだと思います。
学生向けに誕生しているサービスは毎年誕生していますし、学生が誰しも活用するような「奨学金」だったり「学割サービス」のまとめ情報も需要がありそうですね。 新しいアプリやサービスであれば、まだ情報も多くないためレビューを紹介するだけでも価値があります。
主婦の方向けに提案できるテーマとしてはまず「レビュー系記事」があります。テーマも狭めていきましょう。 100均グッズ紹介だったり、無印のレビュー、コスメやスーパーの冷凍食のレビューなんでも良いと思います。
節約系記事も人気があります。朝ご飯の節約、お昼ごはんの節約、携帯料金の節約、エアコンの節約方法。これらを調べてまとめても良いと思います。
社会人の方であれば定番なのが「ガジェット系レビュー」。またIT系やWeb系の職種の方であれば仕事内容を記事にしやすいでしょう。この場合はむしろITやWebのテーマで特化ブログにしている方が多いと思います。 基本的には仕事内容を記事にできない方も多いと思いますので、記事に出来る範囲でその職種の知識をまとめるなど雑記ブログ用にテーマ化して作っても良いでしょう。
また、仕事をテーマとしたものは転職系の広告とあうので、アクセスがついてきたページには単体でその職種にあった広告を載せると効果的だと思います。
出来れば避けたいテーマが「SNS」や「Youtube」で良く読まれるようなテーマになります。 ファッション情報はインスタグラム、ゲーム情報は実況レビューで読む人が多いと思いますので、これらのテーマで記事を書くならばそのままインスタグラムやYoutube動画を作った方が 良いでしょう。
同じようなテーマで雑記ブログを書いても、訪問者の主体がブログに来なくなっているのであまり推奨はできません。
ここまでの情報とあわせて、独断ながら収益のでやすい雑記ブログの作り方について紹介します。
自分の体験や経験を記事にしながらも、10記事~20記事以上の記事が作れそうなテーマを幾つか入れていきましょう。 そうすることで雑記ブログでも専門性を持ったブログを構築できると思います。
テーマも出来れば自分に興味があるものや、年齢層にあったテーマを取り入れていくことで飽きずに記事が書けると思います。
文字数はできれば4,000文字以上あるとベストだと思います。このサイトでもアクセス数がついて人気のあるページは大体4,000文字以上になっています。
知識を持っている詳しいテーマであっても1記事あたり4,000文字ライティングするのは、けっこう難しいと思います。 他サイトの文章の構成なども勉強して、内容のあるコンテンツで文字数を増やしていきましょう。
順位があがってアクセス数がついてきたページには、個別で広告を貼れないかリサーチしましょう。 ページごとに広告を管理するのは大変だと思いますが、工夫をして掲載した広告で成約が出るとモチベーションが上がります。
雑記ブログを作ってきた経験はそこまでありませんが、これまでの経験を糧にして「収益の出る雑記ブログの作り方」についてまとめてみました。
テーマの例など参考にして頂いて、ブログ作りの参考にして頂ければ幸いです。
shiba
Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。
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demiglase
2000年代前半からネット広告に携わっています。2年目に月収100万を超えてから専業で仕事をしていましたが、兼業へ。現在はEC系の仕事に就いています。
以前と比べると個人サイトには受難の時代だと思いますが、改めて2022年9月にブログを立上げました。このカテゴリーではその経緯を記していきます。