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XWRITE(エックスライト)はエックスサーバーが提供している初心者向けのワードプレステーマです。
ブロックエディターを採用。いろいろな装飾などがマウス操作だけで作ることが可能になっていて、見栄えの良い記事が簡単に作れるようになっています。
月額990円で提供される有料テーマになりますが、2023年9月までに登録した場合は1年間無料となります。
エックスライトは毎月バージョンアップを重ねていて機能が日々よくなっています。 エックスサーバーが提供しているということもあって今後かなり完成度の高いテーマになっていくことが予想されます。
このページでは実体験レビューとしてエックスライトがどんなワードプレステーマになっているのか説明をしています。 これからエックスライトを導入しようとしている人はぜひ参考にしてください。
まず、最も大きな特徴はブロックエディターに対応しているワードプレステーマだと言うこと。
ただ対応しているだけではなくエックスライト独自のオリジナルブロックがあることで効率的なライティングを可能にしています。
具体的には下のような「吹き出し」や「ステップ」などがマウス操作だけで作れるようになります。マウスで選ぶだけで作れるので 慣れてくればこういった物が1分も掛からずに作成できるようになるでしょう。
エックスライトは「記事作成」と「高速化」に特化した初心者向けのテーマとして作成されています。
細かな設定についても初心者の方が簡単にできるようになっています。
例えばカスタマイザーの「サイト基本設定」から様々な設定が行えるようになっていますが、 設定が簡易化されていてチェックボックスにチェックを入れるかON/OFFの操作で設定ができるようになっているのも嬉しいところです。
このサイト基本設定では「OGP設置」「アクセス解析設置」「構造化データ」「高速化」「パンくずリスト」などがまとめて 設定できるようになっています。
料金体系は毎月990円かかるサブスクリプション型。
今ならキャンペーンを実施しているため2023年9月までに登録すれば1年間は無料で利用することが出来ます。
デザインスキンは3種類用意されています。「マイルド」「ソリッド」「シンプル」の3種類となります。
「マイルド」が最もオーソドックスなデザインスキンとなります。
丸みのあるサイトデザインになっていますが、丸みを外したい場合は管理画面で簡単に編集できます。
ではエックスライトの主なメリットを紹介していきます。
繰り返しになりますがエックスライトのブロックエディターは様々な工夫がされていて、かなりクオリティが良くなっています。
表を作るテーブルブロックで説明してみましょう。エックスライトではテーブルブロックを選んでから、サイドバーで詳細編集ができるようになっています。
セルごとの幅の広さだったり、1行目の背景色だったり、デザインパターンを選べたり、スマホの時はレスポンシブで横に広がってしまう部分を可変にさせたり。 こういった事がマウス操作で出来ます。
単純なブロックエディターより工夫されたエディターになっていると言って良いでしょう。
目次生成機能やパンくずリストといったいくつかのプラグインについては既にエックスライトに実装されているため、入れる必要がありません。
デザインスキンは3種類ありますが、今後さらに追加されていくとされています。 通常のブログだけでなく法人向けのサイトやショップ向けのサイトのデザインスキンも追加されると期待したいところではあります。
エックスライトの開発はレンタルサーバー事業者のエックスサーバーが開発、提供をしています。
法人による安定的なアップデートを実施していて、2022年の10月以降のアップデートでは毎月オリジナルブロックを1個づつ追加してくれています。
有料化にともないオリジナルブロック、デザインスキン、新しいサービスの実装など様々な面で充実したテーマになってくれるでしょう。
エックスライトには専用サイトがあり、質問や投稿ができるフォーラムが存在しています。
わからない点は質問ができます。また実装の要望を出すことも出来ます。 そのため「こんな機能があれば助かるのに」といったことをフォーラムで依頼することが可能になっています。
マニュアルについてもオンラインマニュアルが完備されているので、 基本的な操作についてはネットで調べることが出来ます。
エックスライトのデメリットについて簡単に説明します。
2022年9月にテーマ配布されたばかりと言うこともあり、まだ機能は途上中になります。
オリジナルブロックの数はかなり増えてきましたので、今後のさらなる開発に期待しましょう。
料金形態については人それぞれ好みが変わってくると思いますが、エックスライトは有料テーマではあまり採用されていないサブスクリプション型の料金体系になっています。
毎月990円。1年払いだと年間で9,900円となります。
最初にコストをかけたくない方には向いていますので、半年限定や1年限定でまず作ってみてその後のアクセス数次第でどうするか決めたい。といった考え方の方には適しています。
ちなみに、SWELLの料金が買切り型で1万7600円となるため、エックスライトを1年6ヶ月以上でSwellより料金がかかることになります。
エックスライトの14個のオリジナルブロック(2023年6月時点)で出来ることを紹介します(※7月時点では17個まで増加)
装飾ボックスでは枠線に囲まれたボックスを作ることが出来ます。
枠線タイプは10種類から選べます。さらに角の丸みやカラーセットも詳細に設定できます。
リンク用のボタンを作ることが出来ます。ボタンの上にマイクロコピーを書くことも可能。
アイコン付きボックスでは枠線だけでなくボックス左側にアイコンが表示されます。
アイコンは内側と外側の2か所に設置可能。アイコン素材やカラーリング、角の丸みも選べます。
ステップを使うことで操作方法などの説明を簡単に作成することが出来ます。
デザインパターンは3種類。カラーリング、ステップの形状を選べます。
アコーディオンでは文章部分が本来隠れています。目次部分を選択することで表示されるようになります。
吹き出しによって会話風の要素を作ることも出来ます。ボックスの形状、左右の配置、枠線のありなし、カラーリングなどが設定できます。
タイトル付きボックスでは枠線ボックスに見出しをつけることが出来ます。ボックスタイプは4種類。アイコンを付けたり、角の丸み、カラーリングの設定が出来ます。
FAQでは質問と回答をグラフィカルに作成できます。表示形式は3種類。枠線のありなし、カラーリングの設定が出来ます。
また、FAQ構造化データ(json-ld)を出力するかしないかも設定できます。
商品のレビューも作ることが出来ます。評価のデザインや点数、素材の大きさ、カラーリングの変更が可能。
このレビューについても構造化データを出力するかしないかを設定できます。
セクションはコンテンツ構造を整理する場合に使用します。14種類のスタイルを選べます。
タブメニューによって表示を切り替えることが出来ます。
ブログカードによって内部リンクや外部リンクも簡単に作れます。
作成した記事や固定ページのリンクも作れます。表示形式は4種類(1カラム、2カラム、スライダー)
下はスライダー形式の一覧リンクになります。
エックスライトは月額性のため初期費用を抑えて始めることが出来ます。数か月お試しで始めたい方に向いています。
ブログを始めても1年間続けられるというものでもありません。 エックスライトであれば毎月825円~なので半年なら4,950円だけの出費で抑えられます。
2023年7月時点でいうと、エックスライトのオリジナルブロックは17個。Cocoonは20個以上となっています。
Cocoonは無料テーマと言え非常に多機能なため、現時点ではまだCocoonの方が機能性は良いのではないでしょうか。
ただし猛烈な勢いで開発が進んでいます。2022年9月にテーマ提供が始まり8個だったオリジナルブロックは17個まで増え、 様々な部分でバージョンアップがされています。半年後、1年後を考えるとおそらくエックスライトの機能性は今よりはるかに良くなっているでしょう。
デザイン面については、これはcocoonの苦手な部分でもありますので、比較しておしゃれなデザインで作りたいのであれば個人的にはエックスライトを推しておきます。
Cocoonについては次で説明しています。
→登録数200万のワードプレス無料テーマ「Cocoon」を実体験レビュー
エックスライトを一言で表すと、ブロックエディターに対応した初心者向けの有料テーマと言えると思います。
まだ有料化にも至っていないため開発中のテーマという位置づけになります。 機能的な面に加えてテーマデザインの開発が非常に楽しみです。
shiba
Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。
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