ドメイン取得への道

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【体験談】実際にワードプレスを作って感じた「メリット」と「デメリット」

このページでは自分が実際にワードプレスを運営してみて、体験談ベースで感じたワードプレスのメリットとデメリットについて紹介します。

個人の感想になりますので独断的なレビューが入っていますが、より実践的な知識を知りたい方はぜひ参考にしてみて下さい。

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体験談ベースの感想なので、これから作る人にも共感してもらえる点があると思います。

ワードプレスの良い点(メリット)

まず、これは便利だなと感じたワードプレスのメリットから紹介します。

メリット4点

  1. 「ブロックエディター」によりライティングが簡易化された
  2. 情報量が多いため調べ事に困らない
  3. コストが低く費用がかからない
  4. 素材サイトが充実している

良い点1.ブロックエディターの進化によってライティングが簡単になった

まずワードプレスで記事を書くにはワードプレスに備え付けされているエディターで記事の執筆を行います。

以前は「クラシックエディター」と呼ばれるエディター機能でしたが 2018年以降は「ブロックエディター」に切り替わっています。

このブロックエディターは当初使いづらいということで大不評なエディターでしたが、 有料テーマの「Swell(スウェル)」が登場したあたりでブロックエディターの評価が一気に高まりました。

実際にこれら評価の高いブロックエディター搭載のテーマを使ってみるとわかりますが確かに使いやすくなっていて、 ライティングスピードが上がるだけでなく初心者でもそれなりに体裁に凝った記事を簡単に書けるようになっています。

これまでにワードプレスを体験した方のなかには、 ワードプレスでブログを書いてみると思ったよりもライティング(と装飾)が難しくて止めてしまった方も多いと思います。

しかし、今の人気テーマで利用できるブロックエディターであれば、以前よりも遥かにスムーズに記事が書けるでしょう。

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個人ブロガーにとってワードプレスは結局のところ記事作成のためのソフトであり、 エディターの進化によって記事作成が効率化されたことはとても大きなメリットだと考えます。

実際にブロックエディターの良さをおすすめしたいテーマは以下になります。特にSWELLの評価がSNS上で高いです。

Cocoonは無料でありながらも、一定の評価を得ています。

ブロックエディターが優秀なテーマ

  1. SWELL(17600円)
  2. JIN:R(19800円)
  3. Cocoon(無料)

登録数200万のワードプレス無料テーマ!「Cocoon」を実体験レビュー

良い点2.利用者が多いので検索すれば大体のことはすぐ調べられる

作られているホームページの50%以上はワードプレスで作られていると言われているぐらい、ワードプレスには多くの利用者がいます。

そのためワードプレスに関する記事も多くあり、大抵のことは調べればすぐにわかります。

説明してくれるページがなければ、自分自身で検証しながら修正しなければいけないので、いくら時間があっても解決しない問題も出てきます。

しかしワードプレスの場合は公式サイトのマニュアルであったり、解説系のブログがたくさんあるため、こまかい設定やエラーであっても調べることができるでしょう。

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学習コストを考えるうえで「情報を探すのに苦労しない」というのはかなりの利点といえます。

良い点3.低額コストで始められる

ワードプレスを始めるコストは格安サーバーであればドメイン料金も合わせてわずか400円~500円ほどで始めることが出来ます。

たったこれだけの費用で自分のホームぺージを持つことができます。

エックスサーバーやConohaWINGといった人気のレンタルサーバーを借りても月々1,000円~1,500円ほどです。

ただコストが低いだけでなく運営後にアクセス数が増えてくれば、なにかしらの広告を貼ることで収入を得ることもできます。

学習コストや運営への労力がそれなりにかかりますが、時間を確保できる人であれば「わずかな費用で始められる」ことは大きなメリットでしょう。

良い点4.素材サイトが充実したおかげでデザインに困らない

最近の素材サイトは無料であっても充分なほど充実しています。

主たる素材サイトとして「イラストAC」がありますが、このサイト1つだけでも数十万の素材があり、素材数はいまでも増えています。 中には有料化していてもおかしくないクオリティの素材もたくさんあります。

また素材サイトだけでなくグラフィック制作のためのWebサービスもどんどん進化しています。 このグラフィック系サービスには「Canva」や「デザインAC」があります。これらのサービスにアカウントを作れば、アイキャッチ用の素材がマウス操作だけで簡単に作れるようになります。

下の素材も「デザインAC」で作ったアイキャッチ用素材になりますが、こういったものが簡単に作れるようになります。

↓「デザインAC」で作成したアイキャッチ用素材

ワードプレスの悪い点(デメリット)

次にワードプレスを作成するうえで感じたデメリットをお伝えします。

デメリット5点

  1. テーマ選びが大変
  2. プラグインの知識が大変
  3. SEOの知識が大変
  4. Googleアナリティクスやサーチコンソールの知識が大変
  5. 総じて勉強することが多い

ワードプレスは「誰でも簡単にサイト作成ができる」ことがテーマとなっていますが、これは本当です。 実際に30分もあればワードプレスの構築ができます。

HTMLやCSSはまったく使わないのですが、いざ運営してみると思った以上に勉強することが多いです。

その学習コストを考えると「ある程度、時間に余裕のある方」か 「学習コストは割り切って考えられる人」でないとワードプレス運営は辛いというのが感想としてあります。

では、実際にどんな点に苦しみを感じたのか紹介していきます。

悪い点1.テーマ選びが大変

まず最初に悩むのがワードプレスのテーマ選びになります。選ぶテーマによってデザインがそれなりに変わるだけでなくライティングの良し悪しも変わってきます。

無料テーマで始めるか、有料テーマで始めるか。そして有料テーマで始めるとしてもどのテーマが良いのか。など調べることがたくさんあります。

結論として、個人的な感想としてブロックエディターに対応していて、かつオリジナルブロックが多いテーマがおすすめになります。 2023年でいうと有料版なら「Swell」「エックスライト」。無料版なら「コクーン」になります。

有料版と無料版の差はそれなりにあります。より効率的なライティング、見栄えのよいデザインを求めるなら有料版テーマ。ある程度、コスト重視で始めたいなら無料版となります。

悪い点2.プラグインの知識が大変

次にプラグインを理解するのも大変な労力がかかります。

まず、最初はプラグインの数が多すぎてどれが良いのかわかりません。 ある程度まで調べて重要そうなプラグインを絞り込んでも、どれを採用して、どれを排除するのか基準がわかりません。

また、採用するプラグインを決めても、そのプラグインの操作や設定を覚えなくてはいけません。SEO系の「ALL IN ONE SEO」や「Yoast SEO」はとても高機能ではありますが 使いこなすには時間がかかります。

ページ表示速度をあげるためのプラグインや、SEO系プラグインなどのプラグインがありますが これらはワードプレスを構築した初期段階では必須でもありません。 あくまでも記事が充実してアクセス数がついてからの話だと考えています。

そのため「Sitemap XML」(googleにページ登録するプラグイン)など本当に最低限必要となってくる3つほどのプラグインだけ入れて、 あとは数か月~半年ぐらいの時間をかけて理解していくものだと割り切っています。

悪い点3.コンテンツマーケティング(SEO)の知識が大変

ただ単に記事を書けば良いだけでなく、出来ればSEOを意識して記事を書いた方が良いです。今ではGoogleがコンテンツマーケティングに沿った記事を押しているので 内容のある記事を書くことを求められます。内容(コンテンツ)が充実した記事を書くことが結果的にSEO対策に繋がります。

これを実践しようとすると、「適切な見出し作り」「それぞれの見出しの知識」がまず必要になってきます。人気のある記事を調べると大体は5,000文字以上あって見出しがしっかりしていて 内容もそれなりにしっかりした物になっています。

さらに記事を書くだけでなく「表」「動画」「イラスト」「関連したリンク付け」「吹き出し」など、コンテンツの拡充だったり記事の装飾も求められます。 ただただテキストだけを書いている記事よりも、このようにコンテンツを沿った記事が好まれています。

テキストだけでなく表、動画まで作るとなると、表作りのためのHTMLや動画作成の知識も求められます。それぞれ作る時間もかかります。大変ですよね。

自分の場合、人気になった記事には表やイラストを加えるようにしています。すべての記事を拡充するのは時間的に難しいので、まずはテキストだけで作って アクセス数がついてからコンテンツを充実させ効率化させています。

悪い点4.Googleアナリティクスやサーチコンソールの理解が大変

ワードプレス運営だけでなくサイト運営する人にとって、いまやGoogleのサービスは欠かせません。アナリティクスではアクセス解析を、サーチコンソールではエラー確認が出来ます。 これらのGoogleのサービスを利用することなく運営を続けるのは、ほぼ無理だと言っていいほど重要なものになっています。

ただし、アナリティクスもサーチコンソールもWebマーケティング用のツールになっているので、正直なところ簡単ではありません。 設置するだけでも面倒くさいですし、使い方を勉強するのも大変です。

解決策としては、アナリティクスやサーチコンソールの利用は、ライティングの後周しにするということでしょうか。 最初の数か月はライティングに集中して、20記事~30記事ぐらい書けたら、落ち着いてアナリティクスを設置しましょう。

とはいえ、本来は最初に設定したほうが良いものでもあるので出来るようだったら1時間~2時間ぐらい書けて設置を試みても良いと思います。

悪い点5.総じて知るべきことが多いことが大変

このようにワードプレス運営には、知っておくべきこと、決めるべきこと、作るべきものが大変多くなっています。 これらのことを1から勉強して実践するのは大変です。

そのため、出来ないことは避けて、効率的に実践していく意識を持っておきましょう。

正直なところ、ワードプレス運営で結果を出すのであれば記事ありきです。80%は記事だと思っています。 記事がよければアクセス数がついてきます。

テーマが適当でも、プラグインを入れていなくても、アナリティクスやサーチコンソールの設置がまだでも、記事ライティングに集中して 内容のある記事を作っていけばアクセス数は増えていきます(なのでコンテンツマーケティングが最も重要とも言えます)。

まとめ

ここまで良い点と、悪い点についてレビューをしてきました。

ワードプレス運営を通して感じたことばかりなので、実践的なレビューになっていると思います。 ぜひ参考にしてください。

より初心者の方むけにワードプレスについて解説しているページもあります。ワードプレスについて実践的な内容よりももっと浅い部分について解説しています。 以下のページでまとめています。

この記事の著者・プロフィール

shiba

Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。

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