ワードプレスとは一言でいえばホームページをアッという間に構築し、ページを簡単に作成してくれるシステムのこと。
1万種類はあると言われているワードプレステーマ(テンプレート)をセットすればその時点でホームぺージが出来ていて、 ブロックエディタと呼ばれるエディタ機能(記事作成の機能)で、どんどん記事を書いてページを作ることが出来ます。
信じられないことに世界で作られているホームぺージのうち40%はワードプレスで作られています。
まず、ワードプレスがどんなものなのかポイントを5つ説明します。
ワードプレスを一言で説明すると簡単にブログ(ホームページ)が作れるシステムです。 このようなシステムはCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ばれています。
ワードプレスを導入すれば、無料ブログのような管理画面で記事を作ることができます。
ワードプレステーマと呼ばれるテンプレートがあります。テーマは1万種類もあり、テーマによってデザインや機能が異なってきます。
また、簡単インストール機能によって、今では30分もあればワードプレスが作れるようになっています。
CMSには「Drupal(ドルーパル)」や「Joomla(ジュームラ)」など競合CMSも多くありますが、ワードプレスは64%近いシェアを誇ります(2023年3月時点・W3Tech調査)。
ワードプレスがどうしてここまで人気になったのか説明すると、 導入が簡単なこと。HTMLの知識が要らないこと。自由度が高いことが主な理由です。
これを可能にしているのが、レンタルサーバー会社の簡単インスト―ルの機能であり、 テンプレートとなるワードプレステーマになります。
ワードプレスにはテーマと呼ばれるテンプレートがあって、 それぞれのテーマごとにデザインやカスタマイズ機能が備わっています。
例えばワードプレスでは以下のことが出来ます。
カスタマイズ機能によってサイトデザインの大まかな部分やSEO対策の設定などが簡易的にできるようになっています。
背景色、1カラム、2カラムなどのカラム数、タイトルの表示、SEO設定など様々なことが各テーマのカスタマイザーで簡単に設定できます。
ブロックエディターがあると「吹き替え」「装飾ボックス」「ランキング」などのコンテンツをマウス操作だけで 記事に入れることが出来るようになります。
いまのワードプレスは進化していて、様々なことがマウス操作のみで構築出来ます。
人気のテーマを選べば、オリジナルのブロック機能がたくさんあるため記事を作る作業効率が段違いになります。
ワードプレス構築に必要なものは「レンタルサーバー」と「独自ドメイン」の2つになります。
レンタルサーバーとは高性能なパソコンのことで、借りることでホームぺージの作成・各種CMSの構築・メールアドレス作成・データの保管を行うことが出来るサービスになります。
ワードプレス運営したいのであれば簡単インストールによって構築ができますし、そのデータを保管することが出来ます。
独自ドメインはホームぺージのURLになるもので、1年間分の権利を契約することが出来ます。
ホームぺージURLだけでなメールアドレスにもなります。
レンタルサーバーと独自ドメイン。この2つはワードプレス作成に必須のものとなりますので覚えておいてください。
ワードプレスに掛かってくる主な費用は「独自ドメイン」と「レンタルサーバー」の料金です。
ドメインにかかる料金は種類によって異なるのですが年間で1,000円~2,000円ぐらい。キャンペーンなどを活用すれば初年度0円で取得できることもあります。
レンタルサーバーについては低価格サーバーを選べば月500円ほど。標準的なレンタルサーバーであれば月1,300円~1,500円ほどの費用で作ることが出来ます。
ここからは使ってみるとわかるワードプレスのメリットや、無料ブログとの違いなどについて説明します。
ワードプレスのメリットは主に5つあります。
それぞれ説明してみましょう。
ワードプレスを構築するのはとても簡単で、レンタルサーバーについている「簡単インストール」の機能を使うだけ。
次のように特定の項目に入力するだけで作れるようになっています。
データベース周りの入力が必要なサーバー会社もありますが、人気のレンタルサーバーでは10分~30分もあればワードプレスが作れるようになっています。
ワードプレスは自分が借りているレンタルサーバー内にデータを置いて管理するため、何をするにも自由に出来ます。
そのため無料ブログのように広告を掲載するのにも制限などはありません。
いわゆるA8ネットのようなアフィリエイトASPの成果報酬型の広告だったり、Googleアドセンスだったり、どんな種類の広告でも掲載できます。
ワードプレスに搭載されているブロックエディタでは直感的に記事を書くことが出来ます。
オリジナルブロックというものが存在していて「吹き出し」「枠付きボックス」など本来であれば設置が難しい装飾も、 該当するオリジナルブロックをマウスで選ぶだけで設置することが出来ます。
このオリジナルブロックの機能はワードプレステーマによってそれぞれ違います。人気テーマだと20種類近いオリジナルブロックが 揃っているので、記事を書くのが捗ります。
ワードプレスでは企業広告が一切入りません。これも自分が借りているレンタルサーバーで管理するからこそのメリットと言えます。
ワードプレスでデメリットだと思える点は次の3つになります。
ワードプレスを運営するにはレンタルサーバーと独自ドメインが必要になってくるので、費用がかかります。
レンタルサーバーのプランによっても変わりますが、月で考えると500円~1,500円ぐらいのコスト負担になります。
無料ブログであれば基本的に管理はブログを運営している企業が行ってくれますが、ワードプレスの場合は最低限の設定や 支払いなど自分で管理しなくてはいけません。
ワードプレスは簡単に始めることも出来て、HTMLの知識なしに記事を書くことが出来ます。
その簡易性によって人気になっていますが、なんでも簡単なのかと言うとそうではなく、知っておかないといけない点が多いです。
「ワードプレステーマ」「プラグイン」「ブロックエディター」などについてはある程度、時間をかけて調べないと よくわからないままに記事作成に入ることになってしまいます。
それぞれ説明してみましょう。
ワードプレスでは、必ずどれか1つのワードプレステーマを選んで運営します。 そのため、自分がどのテーマを導入するのか最初に決めなくてはいけません。
テーマによってそれぞれ特徴があります。特徴を知って自分にあったワードプレステーマを選ぶ必要があります。
特に人気があるテーマは、無料版ならコクーン、有料版ならSWELL、 AFFINGER6などになります。
テーマ | エディタ | 評価 | 特徴 |
---|---|---|---|
Cocoon コクーン |
★★★★★ | 個人ブログに大人気の無料テーマ。登録者200万超え。2022年からエックスサーバーが運営管理。 | |
Lightning ライトニング |
★★★★☆ | WordPress.orgの公式ディレクトリに掲載されているテーマ。インストール数7万件以上(※2022年3月時点)となっています。 | |
Luxeritas ルクセリタス |
★★★★☆ | 高速化でめっぽう速い無料テーマ。SEO最適化も充実。さらにオリジナルブロックも搭載。 | |
Xeory Base セオリー |
★★★☆☆ | 洗練されたシンプルなデザイン。 |
会社名 | 料金 | ジャンル | 特徴 |
---|---|---|---|
SWELL | 17,600円 | 個人ブログ | 初心者向け。ブロックエディター対応で編集機能が強い。出来る限り効率的に早く記事が書けるように作られている。 |
AFFINGER6 | 14,800円 | 個人ブログ | 中~上級者向けで高機能な有料テーマ。おりじなるプラグインによって様々な施策を導入できる。より収入に重きを置きたい人向け。 |
JIN:R | 19,800円 | 個人ブログ | 人気テーマ「JIN」のブロックエディター対応版とも言えるJIN:R。フルリニューアルし2022年に登場。高機能でデザインがおしゃれ |
Xwrite | 1ヶ月ごと990円 | 個人ブログ | エックスサーバーが提供する初心者向けテーマ。ブロックエディター対応で毎月オリジナルブロックが増加。2023年9月までなんと無料で提供。 |
STORK19 | 11,000円 | 個人ブログ | 初心者向け。紹介している有料テーマの中では最も料金が低い(11,000円)。簡単に記事や装飾が出来る。 |
Lightning |
1年ごと9,900円 | ビジネス向け | 企業や店舗サイトに最適。拡張プラグインで様々な機能を追加可能 |
TCD |
8,980円~59,800円 | オールジャンル 80種類以上 |
累計で12万ユーザーを突破。法人運営。80種類以上の専門的なテーマを販売。 |
プラグインとは様々な機能を追加できるシステムです。例えば「バックアップ機能」だったり「お問合せフォーム作成機能」など沢山のプラグインがあります。
バックアップのプラグイン1つとっても色々なプラグインがあるため、どのプラグインが良いのか、またどういった設定して利用するのかなど知っておく必要があります。
ブロックエディタとは記事の編集機能になります。
このブロックエディタでは様々な要素をマウス操作で設置できるようになっています。テーブルで表を作ったり、吹き出しを入れたりするのも マウス操作で設置ができます。
いろいろなブロックがあるため、どのブロックがどんな効果があるのか操作方法は覚える必要があるでしょう。
ワードプレスでは本体のバージョンアップや、プラグインを入れる際にエラーが起きることが稀にあります。
このようなエラーが起こった場合、自分で調べて復旧対応にあたる必要があります。
そうそう起こることではありませんが、いざ起こってしまった場合はバックアップからデータを戻すといった作業などが行えることが望ましいでしょう。
それでは、もう少し詳しくワードプレスの特徴を紹介していきましょう。
9つの特徴をピックアップしてみました。
ワードプレスを作ったら、自分専用のログイン用URLが用意されます。
そのためワードプレスで編集を行う時は、都度ブラウザを立ち上げてログイン用URLを開き、そこでIDとパスワードを入れてから管理画面に入ります。
ログインの際に必要になるIDとパスワードについては、ワードプレス作成時に作ります。
ログインURLや、IDパスワードはどこかに控えておきましょう。
ワードプレスの構築、記事の作成では一切HTMLやCSSの知識は必要ありません。
ワードプレスの構築の際はパスワードなどの項目を入力するだけになりますし、記事の編集もいまではマウス操作で あらゆる装飾が出来るようになっています。
基本的にはパソコンで編集を行う人がほとんどだと思いますが、スマートフォンでも一定の編集が可能になっています。
スマートフォン用に専用アプリもあるためワードプレスのアプリを探してください。
記事をライティングする場合、ブロックエディターと呼ばれるエディター画面から記事を編集します。
ブロックエディターでは何十個もあるブロックの中から、自分の好きなブロックを選んで文章や要素を追加していきます。
人気のテーマだとオリジナルブロックが沢山用意されていて、それにより効率的な記事作成が可能になっています。
これだけの装飾も、ブロックエディタならマウス操作だけで追加できるのが凄いところです。
どんなブロックがあるのかはテーマによって違ってきます。
ワードプレスは必ずテーマと呼ばれるテンプレートを1つ選んでいる状態で運営します。
最初のテーマはデフォルトで「Twenty Twenty-One(トゥエンティ・トゥエンティ・ワン)」が入っています。 自分にあったテーマを探し、テーマを変更します。
無料と有料のものがあり、それぞれ人気テーマが存在します。
問合せフォーム、バックアップ機能、XMLサイトマップページの作成、日本語化パッチなど様々な機能をプラグインによって追加することが出来ます。
テーマもプラグインもものすごい数があるので、調べながらベストなものを探しましょう。
カスタマイズ機能の1つにウィジェット機能と呼ばれるものがあります。
このウィジェット機能によって、ページの好きな場所に「広告」「プロフィール」「カテゴリー」などを自由に配置することが出来ます。
配置についてもやはりマウス操作だけで設置できるので簡単に編集できるようになっています。
ワードプレスの強みは記事を書くだけで自動的にページが出来上がる点です。
ページの生成などはワードプレス側で行ってくれるので 本当にひたすら記事を書いていくだけで、記事数を増やすことが出来ます。
SEOにも強いので一定のコンテンツの質をクリアしていれば、記事の増加に伴ってアクセス数も増えていくことになります。
ここまで説明してきたようにとても簡単に始めることができて、記事作成もマウス操作でほぼ出来てしまうのがワードプレスです。
エディタ操作やプラグインなどがあって学習コストはそれなりに高いですが、 費用もある程度は限定されていて、月に1,000円ほどあれば作れてしまう点も魅力的です。
開始直後のポイントはテーマ選び。記事作成がはかどる人気テーマを探してみてください。
shiba
Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。
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