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「.com」「.jp」「.co.jp」ドメインにはそれぞれ違いがあります。 一体何が違うのでしょうか?
ドメインがそれぞれ持つ意味と信頼度。取得条件。SEO効果。料金。登録数。
このページでは5つの点について違いを解説し、どんなドメインなのかを説明していきます。
ドメインはそれぞれが特定分野を表していたり、特定の国だけに付与されていたりします。 また、取得条件も異なり取得が難しいドメインであれば信頼性も高いです。
.com | .jp | .co.jp | |
---|---|---|---|
意味 | 商業(commercial)の意味を持つ分野別ドメイン | 日本で生活している人・会社が持てる国別ドメイン | 日本で登記してる会社が持てる国別ドメイン |
信頼度 | 普通 | 普通 | 高い |
.comは商業(commercial)を意味するドメインです。最も登録数が多いドメインでもあり2024年時点では世界で1億6,000万のドメインが登録されています。
分野別ドメインで「.com」の次に登録数が多いのは「.net」になりますが、登録数は1,380万と.comの1割に満たない登録数しかありません。 どれだけ「.com」の人気が高いのかがわかります。
.jpは日本で生活していれば誰でも登録できるドメインになります。これも、日本の国別ドメインの1つです。
このドメインも人気があり、おそらく日本国内では「.com」に次いで登録数が多いドメインだと思われます。 「.co.jp」とは異なり法人でも個人でも取得が可能で、さらに何個でも登録することが出来ます。
.co.jpは日本で登記している会社などが登録できる国別ドメインになります。1つの組織につき1つの.co.jpドメインを登録することが出来ます。
登記していることが条件なので、誰でも取得できるものではなく信頼性の高いドメインと言えます。
分野別ドメインはgTLDとも呼べれるドメインで、それぞれが特定分野に割り振られたドメイン。 一方で、国別ドメインは世界各国に割り振られたドメインです。
次のぺージでも詳しく解説しています。
次にドメインの取得条件についてくわしく解説してみましょう。
.com | .jp | .co.jp | |
---|---|---|---|
取得条件 | なし(誰でも登録可能) | 日本で生活していることが条件。個人・法人どちらでも登録可能 | 日本で登記している会社であることが条件。個人事業は登録不可。 |
.comは取得条件がないため自由に登録できるドメインです。そのため個人でも法人でも世界中の誰でもその場で取得することが出来ます。
.net、.orgなどgTLD(分野別ドメイン)は大半が.comと同じように取得条件が設定されていないドメインになっています。
.jpは日本の国別ドメインになるので、日本で生活や企業運営していることが取得の条件となります。個人でも法人でも取得が可能です。
取得条件はありますが提出する書類などもないため.comと同じ感覚ですぐに取得することが出来ます。
.co.jpは日本で登記されている会社が申請できるドメインです。 株式会社、有限会社、合同会社、合名会社、合資会社などがそれにあたります。
その他にも相互会社、特殊会社などの法人も登録可能。外国会社でも日本登記していれば登録可能です。
.co.jpを取得しているということは、ちゃんと登記をしている企業という証明にもなりますので信頼性の高いドメインになります。
次にドメイン料金について比較してみたいと思います。ドメイン料金は年間制となっていて1年目の初年度料金と、2年目以降の更新料金とで料金体系がわかれます。
初年度料金はキャンペーンなどで大きく割引されることが多いです。料金の目安についてはお名前.com、ムームードメイン、エックスサーバードメインなど 人気ドメイン事業者3社の料金から平均をもってきています。
.com | .jp | .co.jp | |
---|---|---|---|
料金(更新料金) | 約1,000円~2,000円 | 約3,000円~ | 約4,000円~ |
.comはキャンペーンにより初年度料金が1円~数百円で登録できることも多くなっています。 更新料金は1年間で1,000円~2,000円ほどになります。
.jpも.com同様にキャンペーンで初年度価格が割引されていることが多くなっています。 通常料金は1年間で3,000円ほどになります。
今回紹介するドメインでは最も料金が高くなります。1年間の登録料が大体4,000円ほどになります。
料金については次のぺージでも詳しく解説しています。
ドメインはJPNICやJPRSといった機関が公表しているため、登録数の推移を調べることが出来ます。
それぞれの2024年時点の登録数を比較してみましょう。
.com | .jp | .co.jp | |
---|---|---|---|
登録数 (2024年1月時点) |
1億6400万(世界) | 111万(日本のみ) | 47万(日本のみ) |
.comの登録数は約1億6,400万個。この数は世界中で登録されている数になりますので、この内どれくらいが日本で登録されているのかはわかりません。
.jpの登録数は約111万件。これは日本だけの数値となります。ここ最近では1年間で2万~3万ほど登録数が増えています。
.co.jpの登録数は47万件。これは日本だけの数値となります。ここ最近では1年間で約1万件ほど登録数が増えています。
最後にSEO効果の違いについて説明をします。
ドメインの種類によるSEO効果の違いについてはGoogle検索セントラルのブログでGoogleより公表されています。 そこではドメインによってSEO効果の違いはないとされています。
基本的に、新しいgTLD も他のgTLD(.com、.org など)と同じように処理されます。検索において、特定の TLD のキーワードが有利に働くことも不利に働くこともありません。
各種ドメイン名によるSEO効果の違いはないわけなので、.comでも.jpでも.co.jpでも同じだという事になります。
ただし、Webサイトをリンクされたり引用リツイートをされる場合「.xyz」や「.club」などのドメインであれば避けられてしまうかもしれません。 そういった意味では「.com」「.jp」「.co.jp」は知名度もあるため、ドメイン名によって避けられるリスクはあまりないと言えます。
それぞれのドメインではどんなWebサイトを運営するのが適しているでしょう?
.co.jpを登録できるのは日本国内で登記している法人のみになりますので、ドメインイメージは「会社」「法人」になります。
そのため.co.jpのドメインで作るホームぺージはコーポレートサイトが向いているでしょう。
.comは世界で1番知られているドメインでもあり、商用サイト、個人のワードプレス、ECサイト、店舗用サイトなど。あらゆるホームぺージに適したドメインと言えます。
国別ドメインである.jpは、「japan」の文字からきているドメインになります。
このドメインも.comと同様に法人、個人、ECサイトなどあらゆるホームぺージに適したドメインと言えます。
シミラーウェブでは上位ウェブサイトランキング50のデータを公表しています。 そこで.com、.jp、.co.jpの割合を調べてみました。
50サイトの内、.comは19サイト。.jpは12サイト。.co.jpは9サイトに導入されていました。 実に8割となる40サイトが今回紹介した3つのドメインのいずれかを導入していることになります。
※1 引用:JPRS(2021年10月時点データ)、 JPNIC(2021年6月時点データ)の数値を引用
shiba
Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。
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