【わかりやすく解説】独自ドメインとは?メールアドレスやホームページが作れる!
独自ドメインを一言で説明するとホームページのURLになるものでもあり、メールアドレスのアドレス名になるものでもあります。
そして独自ドメインを持つには「お名前ドメイン」や「エックスドメイン」などのドメイン会社で申し込みをするだけでOK。
例えば 「domain.com」というドメイン登録が出来れば、その後1年間はその独自ドメインを使う権利がもらえます。
では実際にどのようなものなのか、もうちょっと詳しく解説していきましょう。
独自ドメインにまつわる7つの特徴
ここでは独自ドメインの特徴を7つ紹介していきます。
特徴1.ドメイン事業者でドメインを登録することが出来る
独自ドメインを持つにはドメイン事業者で申込みを行うことが必要になります。
ドメインは世界に1つだけのものなので、既に登録されているドメインは登録することが出来ません。
「domain.com」のような単一キーワードのドメインはほぼ登録されていることがほとんど。
各ドメイン事業者のホームページでは「ドメイン検索」というものが出来て、登録されていない独自ドメインかどうかを調べることが出来ます。
この工程で空きドメインかどうかを調べて、無事空きドメインであれば登録の申込みをするという順序になります。
特徴2.ホームページのURLになる
登録した独自ドメインはホームページのURLとして活用することが出来ます。
具体的に説明すると domain-server-study.comという独自ドメインを登録したら、
https://www.domain-server-study.comというホームぺージURLを作ることが出来ます。
どうやって、このURLを作るか?
実際にはドメイン事業者で独自ドメインを登録しても、ドメインの権利だけを持っている状態なので、そこにデータを入れる箱を作る必要があります。
これはレンタルサーバーを借りることで解説します。
独自ドメインに加えて、レンタルサーバー事業者でサーバーを借りることでデータをそこに保存できます。ここにホームぺージやワードプレスのデータを構築します。
あとはネームサーバー設定と呼ばれる設定を行うことで、レンタルサーバーの「ホームぺージデータ」とドメイン事業者の「独自ドメイン」が紐づきます。
そうすることでhttps://www.domain-server-study.comというURLが生成されて、ここに訪問するとページが表示されるようになります。
ちょっと説明が難しくなっていますが、とにかく「独自ドメイン」と「レンタルサーバー」を合わせることでホームぺージURLが作れるということを知って下さい。
これが1つ目の特徴になります。
特徴3.メールアドレスのアドレス名になる
次に独自ドメインからメールアドレスを作ることが出来ます。
info@domain-server-study.com(メインアドレス)
a.sato@domain-server-study.com(佐藤さん用アドレス)
メールアドレスを作るには、ホームぺージURLと同様にレンタルサーバーを借りる必要があります。
レンタルサーバーの機能である「メールアドレス作成機能」を駆使して、上記のようなアドレスを生成することが出来ます。
生成したアドレスはGmailやOutlookに設定することでメールの送受信が行えるようになります。送受信されたデータはレンタルサーバーにたまっていきます。
特徴4.種類が500種類以上ある
独自ドメインには種類があります。例えば当サイトのdomain-server-study.comの場合「.com」と呼ばれる種類のドメインで登録しています。
この「.com」の部分には「.jp」だったり「.net」だったり様々な種類があります。実にその数500種類以上もあります。
「.jp」や「.net」で登録した場合、独自ドメインは以下のようになります。
domain-server-study.jp
domain-server-study.net
domain-server-study.shop
domain-server-study.inc
domain-server-study.co.jp
それぞれのドメインの種類によって、語呂や意味があります。例えば「.jp」は日本の国別ドメイン。「.inc」は企業用ドメイン。「.co.jp」は法人専用ドメインとなっています。
料金もドメインの種類によって変わってきます。
特徴5.1年間の年間契約で登録する
独自ドメインの契約期間は「1年間」となります。月払いは基本的にありません。
どの種類のドメインであっても年間契約の料金になっていますので、知っておいて下さい。
特徴6.料金は「.com」なら年間1,500円以下
独自ドメインの料金ですがそれぞれの料金の標準は以下のようになります。
「.com」「.jp」「.co.jp」の料金
「.com」だと1,200円~1,500円
「.jp」だと3,000円前後
「.co.jp」だと4,000円前後
あくまでも概算値ではありますが、このあたりが各ドメインの平均的な価格帯になるでしょう。
その他の分野別ドメインの料金は様々
また、分野別ドメインはそれぞれ価格が違います。比較的登録数が多い「.net」「.info」などのドメイン料金は低価格になっていますが、
「.inc」のように5,000円以上もするドメインもあるので、分野別ドメインを登録する際はよく料金を確認してから登録しましょう。
特徴7.ドメイン事業者は「お名前.com」が圧倒的なシェア
7つ目に紹介したいのがドメイン事業者にまつわるお話となります。
独自ドメインはいろいろな会社で取得することが出来ますが、人気はお名前.comが圧倒的にシェアを持っています。各社が公表している登録実績数は以下になります。
お名前.com:2,900万
ムームードメイン:400万
スタードメイン:70万件
エックスドメイン:未公表
以上が独自ドメインの7つの特徴になります。
ここまで独自ドメインがどんな物で、どんなことが出来て、どんな特徴があるのか。その概況をお伝えしてきました。
オリジナルのURLやメールアドレスを作りたい場合、独自ドメインは必ず必要になってきますので、どんなドメインを登録するか練りに練って考えておきましょう。
ドメイン名を考えよう
この独自ドメイン。自分で好きなキーワードを考えて取得することができます。
ただし前提条件として同じドメイン名では重複登録できないという条件があります。
そのため、他の方が既に持っているドメイン名では登録できません。
そのため、もし「domain.jp」が欲しいと思ったら、まずは各ドメイン会社のホームぺージへ行ってドメイン検索と呼ばれる検索を行い、
空いているドメインかどうかを調べなくてはいけません。
そして、自分が欲しいドメインである「domain.jp」をこれまでに誰も登録していなければ、そのまま登録ができます。
単一キーワードや人気のキーワードが入ったドメインだと、すでに登録されているケースが大半なのでキーワードを長くしたり、
ドメインの種類を変えたりして探していくことになります。
- 「domain.jp」:× 既に登録されている
- 「domain.shop」:× ドメインの種類を「.shop」に変えるが登録されている
- 「domain-get.jp」:× キーワードを長くするが登録されている
- 「domain-sutdy.jp」:〇 キーワードを更に変えることで登録できた
独自ドメインは、そのままホームページURLやメールアドレスになるので、とても重要であることは間違いありません。
今後5年~10年と併用していくものになる可能性もありますから、じっくり時間をかけてドメイン名を考えましょう。
どんなドメイン名が良いのか?というのは時事的に流行もありますが、現時点では次のページにまとめている情報が
比較的参考になると思います。ドメイン名の決め方に悩んでいる方はぜひ読んでみてください。
独自ドメインを登録したら
支払い期間の「期限切れ」には注意しよう
ドメインの取得で注意してほしいのが「期限切れ」です。
ドメインは1年ごとの契約になっていて1年間たつと契約が切れるわけですから、もう一度料金を支払わなくてはいけません。
期限が切れる1ヶ月前から何回もメールが送られてきますので、メールを確認すれば忘れることはありませんが、
メール自体を見ていないと、そのまま未払い状態になりドメインの権利が失効することになります。(※ドメインは1年ごとの有効期限切れに注意!)
私もドメインの支払いを忘れ、期限切れ後に気がついて焦ったことが何回もあります。
1週間ぐらいだと、そのまま料金支払って大丈夫なんてケースがほとんどでしたけど、
間に合わずにドメイン失効っていうのもありました。
最近になって、未払いでも期間が1ヶ月ぐらいであれば、ドメインを戻せるようになりました。ただし有料となり費用がかかります。
クレジットカードの自動支払いなどを設定することで、
忘れないように気をつけましょう。
この記事の著者・プロフィール
Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。
これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。