【サーバーの選び方】レンタルサーバー各社のストレージはHDD→SSD化がほぼ完了
レンタルサーバーに搭載されているストレージについては2025年現在、多くのサービスでSSDが提供されています。
HDD(ハードディスク)よりも高速に稼働するSSDは2017年頃からレンタルサーバーに搭載されるようになりました。
今ではSSDでもより早い「NVMe」と呼ばれる新しい規格のSSDも登場しています。
そこでこのページでは各レンタルサーバーで搭載しているストレージの種類について調べ、表にまとめています。
より高速化を求めるのであればNVMe規格のSSDを採用したレンタルサーバーがおすすめです。
各社搭載ストレージの比較
それでは各レンタルサーバーで搭載されているストレージをみていきましょう。
いわゆる月額500円以下の格安プランを提供するレンタルサーバーも、大半のプランが2022年前後にSSDに移行しています。もはや格安サーバーであってもSSD搭載が普通になっている状態です。
NVMe規格のストレージを搭載してるレンタルサーバーはまだまだ少ない状況です。
会社 |
搭載ストレージ |
エックスサーバー |
SSD(NVMe搭載) |
Xserverビジネス |
SSD(NVMe搭載) |
シンレンタルサーバー |
SSD(NVMe搭載) |
コアサーバー |
SSD(NVMe搭載) |
ヘテムル |
SSD |
Conoha Wing |
SSD |
お名前レンタルサーバー |
SSD |
iCLUSTA+ |
SSD |
ロリポップ |
SSD |
さくらインターネット |
SSD |
スターサーバー |
SSD |
CPIレンタルサーバー |
SSD |
ラッコサーバー |
SSD |
エックスサーバー系列のレンタルサーバーとコアサーバーがMVNeを搭載
Mvneを搭載している共用レンタルサーバーとしてはエックスサーバー、Xserverビジネス、シンレンタルサーバー、コアサーバーがあげられます。
この内、エックスサーバー、Xserverビジネス、シンレンタルサーバーの3社は運営会社が「エックスサーバー」となりますので実質、同じ会社が提供しています。
シンレンタルサーバーとコアサーバーは月額500円~1000円ほどの価格で契約することが出来ます。廉価プランでもMvneが搭載されているので、
この価格帯でレンタルサーバーを探している方にとっては、比較のポイントになるでしょう。
ストレージの解説
高速で静か!SSDについて
SSDはソリッドステートドライブと呼び、磁気ディスクにデータを直接書き込むHHDとは異なり、フラッシュメモリ上で電気信号によってデータを読み書きします。
物理的なデータの書き込みがないため、データを高速に処理できることが特長になります。
また電気信号によるデータ処理なので動作音がありません。そのためHHDに比べて騒音がない点もSSDのメリットとなります。
- データの読み書きが高速
- 衝撃に強い
- 静音性がありサイズも小さい
大容量!HDDについて
HDDはハードディスクドライブと呼び、磁気ディスクに直接読み書きをするストレージとなります。
容量あたりの単価が安いためSSDと比べると安価となります。
- 大容量で単価が安い
- データの読み書きについてはSSDより遅い
- 動作音があり
MVNeについて
SSDには大きく2つの規格が存在していて1つを「SATA」、もう1つの規格として「MVNe」があります。
SATAはSSDが登場した当初からある規格となります。MVNeはより新しい規格となります。MVNeの方が高速に処理ができ価格も高い、ハイエンドな規格と言えます。
最新規格となるMVNeを搭載したレンタルサーバーは、高速化の点においてメリットがあります。
まとめ
HDD、SSD(SATA規格)、SSD(MVNe)で考えたとき最新規格となるMVNeが搭載されたレンタルサーバーは高速化という点でメリットがあることがわかります。
エックスサーバーやコアサーバーの料金を調べてみてもMVNeが搭載されたレンタルサーバーだからと言って、プラン料金が他社と比べて高いということもありません。
ストレージの性能だけで高速化が決まるわけではありませんが、MVNe搭載のレンタルサーバーはそれなりにおすすめだと言えますね。
ストレージの良さだけでプランを決めるのは早計ですが、性能メリットがあるのは強み。
この記事の著者・プロフィール
Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。
これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。
ー当サイトは一部PRを含みますー