サーバー比較
1.料金 | 2.稼働率 |
3.CPU&メモリ | 4.webサーバー |
5.データ容量 | 6.ワードプレスかんたん設置 |
7.HDD&SSD | 8.サポート体制 |
9.転送量 | 10.バックアップ | 11.データベース数 |
このページでは、法人向けのおすすめのレンタルサーバーとサーバーの選び方についてそれぞれ解説しています。
shiba
Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。
ー当サイトは一部PRを含みますー
まずは、法人向けサーバーを選ぶ時に重視して欲しいポイントを5つ紹介します。
会社で契約するレンタルサーバーを選ぶ際に、最も重要な点の1つになるのが「安定しているレンタルサーバーかどうか?」 ということです。これは「稼働率」によってその安定度がわかります。
「稼働率」が高いサーバーを選べば、それだけダウンタイムが少ないサービスであることを意味します。 そのため99.99%以上の稼働率となっているサーバーがおすすめです。
1.稼働率99.99%以上のレンタルサーバー
2.SLA稼働率保障があるレンタルサーバー
まず、最初におすすめしたいのが稼働率99.99%以上となっているレンタルサーバーになります。 ちなみに稼働率が99.99%というのは1日に平均して約8秒ほどしか落ちない計算になります。
稼働率99.99%:1日あたり約8秒ダウン
稼働率99.9% :1日あたり約1分27秒ダウン
1日8秒しか落ちない計算になりますが、平均して毎日8秒落ちるということではありません。
100%で稼働しているサーバーがほとんどの中、その内の1つや一部がサーバーダウンして、データセンターのネットワーク担当者が頑張って数分~10分ぐらいで復旧させている。 というのが稼働率99.99%の世界ではないでしょうか。
稼働率99.99%であれば企業向けとして借りるのに値する数値と言えるでしょう。
ちなみに稼働率が99.99%ではなく99.9%の場合だと、1年間に数時間レベルのダウンタイムが何回か発生するようなイメージになります。
稼働率99.99%とされているレンタルサーバーを紹介します。
公式サイトで稼働率99.99%を告知しているレンタルサーバーには、 エックスサーバーやKagoyaなどがあります。
エックスサーバーは18万社の法人が契約しているシェアNo1のレンタルサーバー事業者で大変おすすめです。
Kagoyaも6万社の利用実績があり、メールサーバーとWebサーバーを分別管理しているなど安定性に長けています。
2社ともサポートとして設定代行やデータ引越しも行ってくれます。
会社名 | 稼働率 | 管理体制 | 料金 | 設定代行 サーバー移転 | プラン |
---|---|---|---|---|---|
エックスサーバー | 実稼働率 99.99% |
同一管理 | 初期費用0円 月額1,320円~ |
あり 33,000円 |
一般向け or ビジネス向け |
Kagoya | 実稼働率 99.999% |
Webとメール 分離管理 |
初期費用0円 月額1,650円 |
あり 10,000円 |
ビジネス向け |
次にSLA稼働率保障制度といって稼働率を保証してくれるサービスを紹介します。
これは、サーバーダウンによって稼働率が定めた基準値(例えば99.99%)にいかなかった場合、月額料金の一部を保障をしてくれるというサービスになります。
このSLA稼働率保障を導入しているレンタルサーバーにはXserverビジネス、CPIレンタルサーバー、iCLUSTA+があります。
会社名 | 稼働率 | 管理体制 | 料金 | 設定代行 サーバー移転 | プラン |
---|---|---|---|---|---|
Xserverビジネス | SLA保障 99.99% |
同一管理 | 初期費用16,500円 月額5,016円~ |
あり 無料 |
ビジネス向け |
iCLUSTA+ | SLA保証 100% |
Webとメール 分離管理 |
初期費用5,500円 月額1,027円 |
あり 33,000円 |
ビジネス向け |
CPIレンタルサーバー | SLA保証 100% |
Webとメール 分離管理 |
初期費用22,000円 月額4,840円 |
あり 参考価格 |
ビジネス向け |
基本的に法人向けレンタルサーバーは稼働率が安定しているサービスが多くなっています。
2つ目のポイントは「設定代行」になります。
これは サーバー移転やいろいろな設定をレンタルサーバー会社にお願いできるサービスになります。
設定代行を実施しているレンタルサーバーなら、Web担当者がいない会社でもスムーズなレンタルサーバーの管理が行えます。
エックスサーバー、Kagoya、iCLUSTA+ はサーバーの引越しサポートを実施していて、比較的安価な価格でお任せすることが出来ます。
さらにXserverビジネスでは月に3回まで無料で設定依頼を行えます。
会社名 | 最低月額料金 | 内容(2023年4月時点) |
---|---|---|
エックスサーバー | 1,320円~ | まとめて初期設定:33,000円 サーバー移転:33,000円 CMSインストール:5,500円 メールアドレス作成:5,500円 独自ドメイン設定:5,500円 |
iCLUSTA+ | 1,027円~ | かんたんスターターパック:33,000円 お引越しパック:33,000円 CMSインストール:5,500円 メールアドレス作成:3,300円 メールアドレス転送:3,300円 FTPアカウント発行:3,300円 |
Xserver ビジネス | 5,014円~ | 毎月3回~5回まで依頼無料 サーバー移転:0円(2件目から16,500円) CMSインストール:0円 メールアドレス作成:0円 独自ドメイン設定:0円 |
CPIレンタルサーバー | 4,840円~ | 料金は個別対応 |
3つ目のポイントは料金。
法人がレンタルサーバーを契約する場合、以下の3つの料金体系に分かれます。
法人企業の場合、料金の分布がもっとも多いのは法人プランの2,000円~5,000円ほどの価格帯になりますが、 エックスサーバーのように一般プランでもサービスが良くて法人に人気のサーバー事業者もあります。
どれぐらいの予算をかけてレンタルサーバーを借りるべきか、価格帯ごとに説明をしてみます。
エックスサーバーやConohaWing、お名前レンタルサーバーなど個人向けサーバーが多いのが一般プランになります。
価格帯として月額1,200円~1,500円の間で提供されています。
この価格帯では高稼働率でサポートもしっかりしているエックスサーバーが法人にも人気になっています。
ビジネスプランになると管理体制だけでなくセキュリティ、サポートが充実してきます。
管理体制ではCPIレンタルサーバーやKagoyaのようにWebとメールサーバーを別々のハードウェアで管理している所が多くなってきます。
セキュリティ機能も充実していてより、サーバー速度より安定性やセキュリティに重きを置いた法人向けのサービス内容になっている点が特徴と言えます。
一方で安定性を重視するサーバー事業者が多く、高速化のサービスなどは一般プランの方が充実しています。
専用サーバーとは1台丸ごとレンタルサーバーを独占出来るサービスのことを言います。
本来、専用サーバーは難しい設定や構築を借りた側でしなくてはいけませんが、 難しいサーバーの管理はレンタルサーバー会社で行ってくれるプランもあります。それを専用サーバーの「マネージドプラン」と呼びます。
専用サーバーの利点は主に2つあります。1つはデータ容量が多いこと。もう1つはアクセス数が増えても柔軟に消化できることになります。
ただしマネージドプランの場合、月額料金は高くなっています。最低でも20,000円ほどからの月額料金だと思ってください。
4つ目のポイントはデータ容量。容量の多寡によってWebサイトデータの保管量や、メールの送受信データの保存がどれくらい出来るのかが変わってきます。
法人の場合、10人~20人と社員数が多くなってくるとメールのデータ容量が嵩むことがあるので社員数が多い会社は注意したいところになります。
データ容量については、一般プランでも法人プランでも大体200GBや300GB以上で用意されているプランが多くなっています。
プランを上げていくことでデータ容量を増やすことが出来ます。多ければ500GB以上まで提供してくれるサーバー事業者もあります。
それ以上のデータ容量を求める場合は、専用サーバー(マネージドサーバー)などのサービスが必要になってきます。 専用サーバーになると1台専有のため一気にデータ容量を増やすことが出来ます。
法人企業にとって容量がどれくらい必要になってくるのかは、基本的にメールの管理体制で大きく変わってきます。
Web制作の場合、数万ページあるメディアサイトや数万点を扱うECサイト、Webサービスを提供しているなど、専門的なホームページでもない限り容量をそこまで消費しません。 そのため9割方のWebサイトにおいてデータ容量を気にする必要はないと言えるでしょう。
一方でデータ容量を消費しやすいのはメールの保存データになります。
メールの場合、社員1人のメールアカウントに10GBほど容量を割り振る会社も多いと思います。 その場合、社員が30人いれば社員ごとのメールアカウントだけで300GBを消化してしまいます。
そのため社員数が多い場合にはデータ容量の把握に注意しておきましょう。
5つ目のポイントは高速化です。「安定性」や「稼働率」に加えて、Webサイトを運営する場合は選ぶ要素として重要な要素だと言えます。
法人企業でもコーポレートサイト以外にメディアサイトなどの運営でWebからの「集客」を考えている場合、高速化対応のレンタルサーバーを選んだ方が良いでしょう。 ページ表示が速いサイトはGoogle検索で有利になれます。
高速化に対応しているレンタルサーバーで人気があるのはエックスサーバーとConoha WINGの2社になります。
おすすめの法人向けレンタルサーバーを5つ紹介したいと思います。
会社名 | 稼働率 | 管理体制 | 料金 | 設定代行 サーバー移転 | プラン |
---|---|---|---|---|---|
エックスサーバー | 実稼働率 99.99% |
同一管理 | 初期費用3,300円 月額1,320円~ |
あり 33,000円 |
一般向け |
Xserverビジネス | SLA保障 99.99% |
同一管理 | 初期費用16,500円 月額5,016円~ |
あり 無料 |
ビジネス向け |
iCLUSTA+ | SLA保証 100% |
Webとメール 分離管理 |
初期費用5,500円 月額1,027円 |
あり 33,000円 |
ビジネス向け |
CPIレンタルサーバー | SLA保証 100% |
Webとメール 分離管理 |
初期費用22,000円 月額4,840円 |
あり 参考価格 |
ビジネス向け |
Kagoya | 実稼働率 99.999% |
Webとメール 分離管理 |
初期費用0円 月額,1650円 |
あり 10,000円 |
ビジネス向け |
250万サイトが登録されているエックスサーバー。Webサーバーとメールサーバーは同一管理になりますが、法人企業18万社が契約しているシェアNO1のレンタルサーバー会社になります。 実稼働率は99.99%。メンテナンス情報を公表していますが、ほとんどわずか数分で復旧させている圧倒的な運営体制になっています。
人気の理由は「圧倒的なサーバースペック」と「高速化」によってスムーズなWebサイト運営が出来ること。 そして有償のデータ代行サービスがあるため、ほとんどの作業を委任できます。
圧倒的なシェアを活かしたサービスを展開しています。そのバランスの良さと安定感から一般プランながら多くの法人企業がエックスサーバーを導入しています。
エックスサーバー
\いまなら10日お試し/
Xserverビジネスはエックスサーバーと同様に高スペック・高安定率でありながら、セキュリティ機能も充実。 SLA保障は99.99%に設定。高稼働率を誇っています。
さらに毎月3回まで様々な設定作業について無料で依頼できます。サーバー移転時のサイトデータの引越しも無料でお任せできます。
レンタルサーバーの引越し時の移転作業や、その後の各種設定の代行などをお任せしたい会社にはXserverビジネスが向いています。 ホームページ作成サービス(無料)などもあり、他社からのサーバー引越しだけでなく新しく立ち上げを行う法人企業にも最適だと言えるでしょう。
Xserverビジネス
10日お試し
Kagoyaのレンタルサーバーは25年の稼働実績を誇り、これまでの導入社数は61,000社を超えています。
さらにサーバー稼働率は99.999%を誇り、Webサーバーとメールサーバーは別々に運営されています。
Kagoya公式サイト
Kagoyaのメール専用プランには「共用(1台を複数人で共有)」「専用(1台まるごと)」「エンタープライズ(より大規模)」と3種類のサービスにわかれています。
共用サービスの最低価格は月額料金440円から。容量の追加も可能となっています(別料金)。1アカウントあたり80GBまでのデータ容量を割り振れる柔軟性。 メールにこだわりをもって特化したい法人企業向けのサービスになっていますう。
CPIレンタルサーバーでは、Webサーバーとメールサーバーが別々のハードウェアになっています。 そのためWebサーバーのアクセスが増えて混雑しても、メールサーバーには影響が出ません。SLA保障も100%に設定されていて、より安定的なメール管理が出来ます。
KDDIコミュニケーションズが運営するレンタルサーバーで安心感があります。 サーバーの速さよりも安定感を求める会社に向いています。
CPIレンタルサーバー公式
iCLUSTA+はSLA稼働率として100%を設定しています。それだけでなく公式サイト内では実稼働率も公表しています。ほぼ毎月100%の稼働率を達成しています。
プラン別に300GB、500GB、750GBと他のレンタルサーバーよりデータ容量が多いのも特徴になっています。
iCLUSTA+は契約時にデータ移行がしやすいようデータ代行サービス(33,000円)を実施しています。年間1万社(2021年度実績)が利用している実績があるレンタルサーバーだと言えます。
iCLUSTA+ 30日返金保証
法人企業に推薦したいレンタルサーバーを1つ挙げれば「エックスサーバー」「Xserverビジネス」の2社になります。
推奨する理由としては稼働率が99.99%ということで安定性があること。さらに高速化も重視したサービス内容になっている点。
加えて設定代行が2社ともある点。エックスサーバーでは有償で設定変更やサーバー移転を行ってくれますし、 Xserverビジネスは無料で設定代行、サーバー移転を行ってくれます。
2社とも同じ会社が運営していますが、バランスの良いサービスになっていてデメリットらしいデメリットがありません。
しいてデメリットを考えると、どちらのサービスもWebとメールサーバーは別ハードウェアではなくサーバー1台の同一管理になっているということではないでしょうか。
しかし、同一管理であっても実稼働率は99.99%となっています。
法人サーバーに関するFAQをまとめてみました。
企業といっても社員が数人の場合から、10人を超えるところ、30人を超えるところと様々な会社があると思います。 どのようなホームぺージを作るのかにもよりますが、 10ページ程度の会社のホームぺージを作るだけ、メールアカウントも10名以下で対応。というケースであれば一般プランで十分だと思います。
「メールアドレスは近い将来10人分以上作りそう。Webサイトもアクセス数で1日数万は考えている」
「金額的に月5,000円ぐらいなら会社の費用として出せる」
ということであれば、ビジネスプランでの加入も検討しましょう。
ビジネスプランや専用サーバーのプランがあるレンタルサーバーであれば将来的にプランのアップグレード(変更)も出来ます。
まだ数社ではありますが、最近では法人向けのサービスとして、 データ移転や各種設定を変わりサーバー会社が行ってくれるプランが増えてきています。
「エックスサーバービジネス」 「CPI」などになります。
ホームぺージのデータ移行や各種設定などは、ある程度インターネットの知識がないと出来ません。
Web担当者がいない、Web制作会社に頼むにはコストが高すぎる。と感じている方は、 このような設定変更サービスを検討すると、自社の負担を減らすことが出来ると思います。
ビジネスプランには専用サーバーと呼ばれるサービスがあります。さらに専用サーバーでもマネージドプランと呼ばれるプランを特におすすめします。
マネージドプランはレンタルサーバーを1台まるごと借りられ、難しい設定をお任せできるサービスになります。
Webサイトのアクセス数が1日あたり2万~3万まで増加してきた時や、会社が大きくなり社員数が増えて メールのデータ容量が300GBや500GBでは間に合わなくなった時に検討するサービスだと言えるでしょう。
基本的に設立したばかりの法人などにおいて、いきなりマネージドプランを検討する機会はほとんどないと思いますが、 将来的な乗換えの際に料金がどれくらいするのかなど、概要を把握しておいても良いでしょう。
会社名 | 容量 | 料金 |
---|---|---|
カゴヤマネージド | 2TB | 初期費用44,000円 月額料金11,000円 |
さくら マネージドプラン | 700GB | 初期費用59,400円 月額料金19,440円 |
CPIマネージド | 480GB~2.88TB | 初期費用101,200円 月額料金29,700円 |
法人企業のレンタルサーバー選びはその後のメール管理やホームページの管理に影響してくる、仕事に直結するサービスの選定になります。
レンタルサーバーの用途がWebサイト用であっても、メール管理用であっても、基本的にはその後何年も契約していくサービスになりますので 「安定性」「サーバー速度」「サポート内容」など自社にとって、どの要素を重視するべきなのかよく検討して選びましょう。
法人企業のメールアドレスの導入についても知りたい方は、以下のページも参考にしてください。