「仕事で自分のメールアドレスが欲しい・・・」
「会社用のメールアドレスを10人分作りたい」
法人として新しくメールアドレスを取得するには、どうしたらいいのか?
このページでは法人向けのメールアドレスの作成方法と、アドレス名を考えるポイントについて解説をしています。
会社専用のメールアドレスを作る方法として、3つの方法を紹介します。
1つ目に、「独自ドメイン」と「レンタルサーバー」を契約して、専用メールアドレスを作る方法を解説します。
2つ目に、今最も人気のメールサービスである「Gmail」でメール管理をする方法を説明します。
3つ目に、ここ数年で新しく登場した「お名前メール」のような低価格メールサービスを使って作成する方法を説明します。
まず、最初に紹介するのが「独自ドメイン」と「レンタルサーバー」を契約してメールアドレスを作成する方法になります。 この方法がメールアドレスを作る最も一般的な方法になるでしょう。
まずは、「お名前ドメイン」「ムームードメイン」「エックスドメイン」といったドメイン会社を選びましょう。 そこで独自ドメインを登録します。登録することで皆さんは1年間分のドメインの権利を持ちます。
当サイトの場合、「お名前ドメイン」で次の独自ドメインを登録しています。
domain-srver-study.com
次にレンタルサーバーを借りましょう。簡単な設定をすることで管理画面からメールアドレスの作成が行えるようになります。
実際に、当サイトで作ったメールアドレスが以下になります。
info@domain-easy-study.com
ちなみにメールアドレスを作る時「@」より前に記載している赤字の部分は、自由にネーミングすることが出来ます。
info@domain-easy-study.com(代表メール)
sales@domain-easy-study.com(営業部用)
a.sato@domain-easy-study.com(佐藤さん用)
このようにして作ったメールアドレスは、独自ドメインを持っている会社だけが作れる会社専用のオリジナルのメールアドレスになります。
この時、レンタルサーバーと独自ドメインの役割は以下になります。
作成したメールアドレスはOutlookなどのパソコンに標準搭載されているメーラーや、 またはGmailなどのWebメールに設定することで送受信できるようになります。
この方法でメールアドレスを作る際に大切なってくるのが「どこのドメイン会社とレンタルサーバーで登録すればいいのか?」 というサービスの選定になります。
レンタルサーバーはプランによって料金やサービス内容がそれなりに違ってきますので、 よく比較してサービスを検討しましょう。
ドメイン会社を選ぶのも重要な検討要素ではありますが、どちらかと言うとレンタルサーバーを軸に検討をした方がその後の管理がスムーズになるでしょう。
そして法人のレンタルサーバー選びにおいては「稼働率」がとても大切になります。 サーバーが停止してしまうダウンタイムのない稼働率が高いサービスを選びましょう。
以下にレンタルサーバー選びのポイントを紹介します。
サービスの検討している法人に紹介したいのが「エックスサーバー」と「お名前ドメイン」の2社になります。
どちらも多くの企業に選ばれていて 2社ともドメイン業界とレンタルサーバー業界でシェアNo1の会社になっています
エックスサーバーは月額1,320円で稼働率が99.99%、圧倒的なサーバースペックと高速性、かつセキュリティや設定面の簡易化にも強みを持っています。
ちなみに稼働率99.99%というのは1日にわずか8秒しか落ちない稼働率になります。
お名前ドメインはドメイン登録者の数が業界の7割~8割をしめていて圧倒的なシェアを持っている会社になります。 他社では出来ない機能が多くあって、法人向けのサービスを提供しています。
社員数が1人から数人の法人はもとより20人、30人ぐらいまでの会社であれば、この2社で契約をしておけば問題なくメールの管理が出来るでしょう。
またエックスサーバーではより法人向けのプランとして「Xserverビジネス」というプランも展開しています。
Xserverビジネスは月額5,016円から(長期契約で月3,009円まで割引) 一般プランとの違いは「設定サポートの厚み」になります。
ビジネスプランでは無料でエックスサーバーに設定をお任せできます(毎月3回まで)。 サーバーやWordpressの移転作業、メールアドレス作成、ネームサーバー設定など。
レンタルサーバーの引越しや、通常時に発生する設定なら大体お任せできます
次に紹介したいのが、Gmailによるメール管理になります。
Gmailにはどこにいてもメールが出来る「webメール」と呼ばれる機能が備わっています。
この機能があることで、電車での移動中、カフェ、訪問先など。 どこでもメールの確認&受送信が出来るため、営業など外出する人材を抱える企業にとっては必須のメールサービスになりつつあります。
また、Gmailはフリーメールといって無料で作れるメールサービスになります。 法人がGmailを導入する際は、無料でGmailアカウントを作るところから始まります。
Gmailの作成方法について、説明をしていきましょう。
Gmailを導入する場合、最初に自分を含めた社員1人1人に対してGoogleアカウントを作る必要があります。 ここで「******@gmail.com」というメールアドレスを作れます。
Googleアカウントの作り方はとても簡単で、専用ページから幾つかの設定を行うだけで作れます。 5分~10分もあればアカウントを1つ作れるでしょう。
作成時には「メールアドレス」だけでなく「生年月日」などの個人情報や「パスワード」を入れることになります。
続いて、独自ドメインによる専用メールアドレスを作ります。
Googleアカウントを開設してGmailを作ったとしても、この時点ではまだフリーアドレスを持っているだけの状態になります。
会社用の専用アドレスは存在していません。
したがってGmailアドレスとは別に独自ドメインによる専用アドレスも作らなくてはいけません。
先に説明をしたレンタルサーバーと独自ドメイン会社に契約をして作っておくか、 Googleのドメイン会社であるGoogle Domainsでドメイン登録をするかの判断になります。
Google Domainsでドメイン登録するメリットは、一部の設定が簡単に出来るようになること。
デメリットはGoogleDomainsはレンタルサーバーの機能は持たないためWebサイトの作成は出来ない事が挙げられます。
どちらかの方法で独自ドメインによる会社専用のメールアドレスを作ったら、Gmailに設定をします。
Gmailの管理画面から「会社専用のメールアドレス」を設定することで受送信が出来るようになります。
Gmailに専用メールアドレスを設定する方法についてはこちらのページで解説をしています。
また、法人企業がGmailを導入する場合はGoogle Workspaceと呼ばれる有料サービスに加入しないといけません。
加入にあたり社員1人あたり月額680円かかります。
サービスについての詳しい説明について、次のページで解説していますので導入に興味のある方は読んでみて下さい。
→Google Workspaceとは?プラン内容、料金を解説
3つ目に紹介したいのが「お名前メール」や「ムームーメール」などドメイン会社が提供する低価格のメールサービスです。
月額100円~200円ほどで独自ドメインによるメールアドレスを作成することができます(ドメイン料金は別途かかります)
レンタルサーバーを利用した場合は月額1,200円~1,500円ほどが標準価格になりますので、それに比べてかなり安くメールを作ることが出来ます。
データ容量はサービスによって10GB~30GBほどで用意されています。 基本的には1人で活用するフリーランス向けのサービスだと言えるでしょう。
メールアドレスの構築は会社にとって今後の連絡用のインフラを作るようなもので、 大変重要な検討事項だと言えるでしょう。
その概要やポイントについては、大体このページにまとめていますので、当ページを読んでいただくことで概況については把握できる ようになっていると思います。
実際に独自ドメインとレンタルサーバーを契約した場合、メールアドレスを作成するまでの方法については以下のページで解説しています。
次に、メールアドレスを作る時に知っておいて欲しい「メールアドレス作りのポイント」について説明をします。
説明内容は以下の2点になります。
社員ごとのメールアドレス作りについて説明をします。
社員別にアドレスを作る場合は、「名前」+「名字」の規則性でメールアドレスを作る方法が最も一般的だと言えるでしょう。 多くの企業がこの方法で社員アドレスを作っています。
この方法だと同じ苗字の方が会社に入った時でもアドレス名の重複が起こりません。
名前と名字の間にドットを入れる場合と、アンダーバーを入れる場合に分かれます。
名字だけで作る会社も多くありますが、同性の方が入ることを考えて最初から名前+苗字に分けて作った方が無難でしょう。
次に会社用のメールアドレスの作り方と、業務別のメールアドレスとして「採用アドレス」「お問合せ用アドレス」「その他部署別アドレス」の ケーススタディをそれぞれ紹介します。
会社用アドレスには「info」「company」「corp」などの例があります。
「info」は多くの会社が使っているためスパムメールが多い、一部のWebサービスがへの登録ができないなどのデメリットがあると言われています。
求人の連絡用にメールアドレスを作る場合、「recruit」「saiyo」「jinji」などが挙げられます。
採用担当者が、自身の個別アカウントで対応している会社も多くあります。
顧客へのサポート用アドレスを作る場合、「support」「customer」「guest」などが挙げられます。
サポートアドレスは担当者アドレスでそれぞれが対応してしまうと、情報が一括管理できず後々困ることになります。 そのため前もって専用アドレスを作った方が良いでしょう。
その他の部署別メールアドレスの例としては「Sales(営業部)」「soumu(総務部)」などが挙げれます。
部署別アドレスを作ったら、該当メンバーをメーリングリストに登録することでメンバーのみで情報共有ができます。
社員ごとのメールアドレスとは別に、業務や部署ごとのメールアドレスを作っておくことで、情報をそのメールアドレスに 記録しておくことができます。
この場合、新しい方が入った場合でも、その該当するメールアドレスを設定したり、メーリングリストでメンバー追加することで 簡単にメール管理ができるメリットがあります。
新しい方が入る度に個別メールで業務を管理すると、過去に蓄積されたメールが追えないため大変複雑な管理になってしまうでしょう。
これから会社のメールアドレスを作ろうとしている場合「メールソフトを何にするか。そもそも、どんなメーラーがあって、どう管理すべきなのか」
メール導入に対して、どの会社もとても悩む所だと思います。
自社に最適なメールサービスを選べば適性な情報共有ができるだけでなく、将来的なサービスの乗換えなどの負担を減らすことができます。
そこでメールの導入にあたり、どのようなサービスがあるのか「メールソフトの種類」についてまずは説明してみます。
当ページでは、主なメーラーを以下のように分類しました。
オレンジ色のメーラーは「Windowsに標準搭載されているソフト」になります。
緑色のメーラーは「Webメール」になります。
営業の方がいたり自分自身に外回りがある場合、出先でメールを確認することが頻繁に出てくると思います。
その場合、スマホやその他のPCなどネット環境につながっていれば、どこでも簡単にメールが確認できるWebメールが最適でしょう。
Gmail(Google Work Space)や、Outlookメール(Office365、Exchange)などのWebメールサービスか、サイボウズなどのグループウェアが検討候補になります。
「社外に出るビジネスではないし、職場にあるPCで充分メールができる」ということであれば、PCに標準搭載されている Outlookも検討候補になるでしょう。
WindowsにはOutlook以外にも「メールアプリ」と言うソフトが標準で搭載されていますが、 簡易的なメーラーになっているため法人での導入にはあまり向いていません。
また、社内業務がメインの会社の場合は、メールよりもチャットワークやslackなどのビジネスチャットの方が 効率的に情報連携ができるでしょう。
会社用の独自ドメインを「.com」や「.jp」などのドメインにするか、法人専用の「.co.jp」ドメインにするか、又はその他のドメインで登録するか。
どのドメインの種類にするか迷う方も多いと思います。
ちなみに日本の場合、最もシェアを持つドメインは「.com」「.jp」「.co.jp」の3つになります。 国別ドメインの「.jp」や法人ドメインの「.co.jp」が人気になっていることがわかります。
まず、「.com」ドメインになりますが、こちらは世界的に知られているドメインになります。 ”W3C”によるデータでは 世界のWebサイトの約53%が「.com」ドメインになっています。
ドメイン登録数が多いため、好きなキーワードで登録できにくいドメインになりますが、日本においても最も普遍的なドメインになります。
「.jp」ドメインは日本だけに付与される国別ドメインになります。「.com」の次に選ばれているドメインになっています。
「.co.jp」ドメインは法人だけが登録できる独自ドメインになります。そのため、登録の際には登記簿などの提出が必要になります。 会社のコーポレートサイトを作る場合に登録されやすいドメインになります。
独自ドメインはその他にも「.inc(インス)」「.shop(ショップ)」など500種類近くのドメインがあります。 単一キーワードで登録したい場合は、その他のドメインが候補になるでしょう。
まず、ドメイン料金はどの会社で登録しても「年間払い」になります。 標準的な料金は次の通りになります。
「.com」:1,200円~1,500円
「.jp」:3,000円
「.co.jp」:4,000円~5,000円
また料金は、始めの年にかかる「初年度料金」と、2年目以降にかかる「2年次以降の料金」の2通りの料金があります。
1年目の料金に関しては、各ドメイン会社のキャンペーンで大幅に低くなっていることがあります。
長くドメインを持つ場合は、2年次以降の料金が基本になります。
またここ数年、独自ドメインを無料にすることで、レンタルサーバーに加入してもらうキャンペーンが多く始まっています。 ほとんどが「独自ドメインとレンタルサーバーをセットで契約すること」をキャンペーンの条件にしています。
この場合、費用差とサービス内容の違いが大きいレンタルサーバーをベースにしてサービスを選んだ方が良いでしょう。
レンタルサーバーの料金は、格安サーバーであれば月額500円。 ミドルスペックのプランであれば月額1,200円~1,500円が標準の価格帯になります。
法人向けプランは4,000円~5,000円になります。
独自ドメインとは違い「年間払い」ではありません。大体1ヶ月ごとの「月額払い」になります。 そのため、費用の差がドメインの料金より大きくでます。
どの会社でも6ヵ月や1年間など、長期間の一括払いをすることで、長期割引がつきます。
レンタルサーバーを検討したい場合は、人気レンタルサーバー15社を比較して項目別にまとめました (2021年5月)からご確認ください。
レンタルサーバーを借りてメールを作る場合、「1メールアカウントごとのデータ容量」がどれくらいまで設定できるのかは 管理者にとって重要な要素になります。
営業や容量の大きいメールなどを頻繁に受送信する職種の場合、 数年後ぐらいに「メールのデータ容量がいっぱいになって受信が出来なくなった」ということが起こりえます。
1年に1回ぐらいは管理画面でメール使用量をチェックする。 または定期的にバックアップをしたり、連絡をしないメール先のデータは削除するなど工夫をしましょう。
容量 | 1アカウントあたり容量 | |
---|---|---|
エックスサーバー | 300GB~500GB | 10GB |
CPIレンタルサーバー | 500GB(メール200GB) | 無制限 |
「独自ドメイン」と「レンタルサーバー」を契約する場合、大切になってくるのがレンタルサーバーの稼働率だと言えます。
もし、借りているレンタルサーバーのメールサーバーに問題が起こると、「10分~20分間メールの送受信が止まってしまう」こともありえます。
そのため、出来るだけ稼働率が良いサービスを選ぶことで、非稼働へのリスクを減らすことが出来ます。
稼働率を意識する際、基準にしたいのが「稼働率99.99%」だと言えます。
エックスサーバーなどの人気レンタルサーバーでは、稼働率が99.99%となっていますが、 これは、1日あたり約8秒。1ヶ月では4~5分ほどしか止まらない稼働率になります。
稼働率の説明については、「稼働率」の解説、各社サービスの稼働率を比較でも解説しています。
エックスサーバーはここ10年の間、クチコミで人気となり常に評判が良いレンタルサーバーになります。 実際に業界内のシェアが10%ほどまでになっていて、人気No1のレンタルサーバーとなっています。 独自ドメインが0円になるキャンペーンも常時開催。稼働率99.99%となっていて稼働の安定を求める方に最適。 さらに、ビジネスプランならメールアドレス作成や移転などの各種設定を無料で行ってくれます。
法人向けレンタルサーバーとして安定性を求める方に最適なレンタルサーバー。Webとメールサーバーが別々のハードウェアなので メールサーバーはWebサイトの混雑の影響を受けません。稼働率はSLA保障として100%に設定。メールアカウントの容量を自由に決める ことが出来ます。
ConohaWingは初期費用が0円。「Wingパック」プランなら独自ドメインも0円。さらに、月額料金も長期割引適用で大幅に割引されることが多く、ミドルスペックのプランでもお得な料金体系になっています。それだけでなく、レンタルサーバーで「最もWeb表示が早い」会社になっています。初めての方でも問題がないよう、ワードプレスの「かんたんセットアップ」も本当に簡単。10分もあればワードプレスを作ることが出来ます。