個人用メールとしてだけでなく、仕事用のメーラーとしても活用されるGmail。今やGmailはメールサービスで圧倒的な人気になっています。
日本ビジネスメール協会の「ビジネスメール実態調査」では、 仕事でGmailを導入している方が4割近くにまでなっています。
私自身も1年近く業務でGmailをメインメーラーとして活用していました。
そこで当ページではGmailにどんな特徴があって、どんな機能が便利なのか。どんなところが不便なのか。体験談をもとに詳しく解説してみたいと思います。
まず、Gmailの主だった特徴を紹介します。
Gmailの1番の特徴は「Webメール」だと言うこと。Webメールとはブラウザを介してメールの送受信が行えるシステムになります。
端的に言うと、インターネットにつながっているパソコンやスマートフォンであれば、 どのデバイスからでもブラウザやアプリを立上げてIDとパスワードを入れることでメールを行うことが出来ます。
情報の同期が出来ているため自宅のパソコンでも、スマートフォンでも、どの媒体で見ても全く同じ情報を見れるというのが強みです。
Gmailはフリーメールになります。そのため、誰でも無料でメールアドレスを作ることが出来ます。メール容量も15GBもあるので、添付書類などなく、普通に送られてくるメールであれば、数万通は問題なく受けることが出来ます。
メールアドレスの作成も簡単で、10分もあればGmailアドレスを作ることが出きます。
(解説:GoogleアカウントからGmailアドレスを作る)
Google独自の技術によってスパムメールが届きません。過去、長い間他のメーラーを使っていましたが、スパムメールが常に届いていました。Gmailの場合では驚くほど、その類のメールが削除されます。
他のメーラーからGmailに移行して1番驚いたのは、このスパムメールの排除率の良さになります。
Gmailは無料版でも15GBものデータ容量をもらえます。
テキストだけの容量が軽いメールを送るだけであれば数十万通は問題ありません。メールに添付ファイルを付けたとしても数万通は送れるでしょう。
ただし、このデータ容量はGmail専用のものではありません。Googleドライブなどのオンラインストレージとも共有しての容量になります。 動画などをGoogleドライブに保存する場合、けっこうすぐに容量を消化してしまいます。
データを増やしたい場合は月数百円で有料版に乗換え可能となります。
Gmailは1通のメールあたり25MBまでのデータを添付することができます。かなりの容量を一括で添付できることになります。
仕事で作ったデータ量の多いエクセルファイルや、解像度の多い画像がいくつかあっても、ほぼ問題なく、そのまま添付してメールを送ることが出きます。
Gmailには複数アカウントでログインが出来る「マルチログイン」と呼ばれるサービスがあります。仕事用と自分用のように違うGmaiアカウントがある場合でも、わずかなボタン操作だけで簡単にアカウント移動が可能になっています。
普通はアカウント移動する場合、まず一旦管理画面から出て、IDとパスワードを入れて、再度、別アカウントの管理画面に入る。という操作を行なわなくてはいけません。
そのため、電車で移動中の時などスマホ操作でアカウント移動を行うのは、本来かなり難しい作業になります。しかし、Gmailではボタン操作だけでアカウント移動が出来るため、電車に乗ってスマホで操作していても、スムーズにアカウント移動が出来るようになっています。
過去のメールを調べる場合、Gmailではいろいろな方法で検索することができます。
「2020年1月~3月までの期間のメール」といったように日付を決めて調べることもできます。また、ファイルの種類として「PDFファイルが添付でついているメールだけ」を抽出する。といった過去メールの調べ方もできます。
これらの調べ方を活用するには、「Filename(ファイルネーム):pdf」といったように独自の調べ方を覚えなくてはいけませんが、調べたいメールをピックアップする方法の多さは、他のメーラーよりも多くなっています。
Gmailは「Googleドライブ」や「Googleドキュメント」など、様々なGoogle提供のサービスが集まっている「Googleアカウント」内のサービスの1つでしかありません。
Googleアカウントにログインすると「Gmail」だけでなく「Googleドライブ」「Googleドキュメント」など、あらゆるGoogleのWebサービスの活用が可能になります。それぞれのサービスにおいて自分のデータを構築できます。どれもWebメールと同様にアカウントにさえ入れば情報が同期しているため、仕事場で作ったデータを、出先や他のパソコンから編集することが出来ます。
そして、これらのサービスを、すべて無料で活用することが出来ます。
自宅で作ったGoogleドキュメント(Wordと類似)の書類データを、会社に出社してから修正する。といったことも当然できます。
実際にGmailで何点もメールを活用してみて「こんな使い方をしている」「こんなところが気に入っている」 と感じたメリットを解説してみたいと思います。
宛先を入力するとき、一度でもメールを送ったことがある人であれば、宛先欄に名前を一文字入力するだけでメールアドレスが引っ張ってこれます。
アルファベットや日本語どちらでも引っ張ってきます。一文字だけ入れた場合、該当する数名のアドレスを引っ張ってきます。
また、「to」に入れるメールアドレスを「cc」に間違えて入力してしまった場合なども、わざわざ削除して入れ直すことなく、ドラッグ操作やスワイプ操作などマウス操作だけでアドレスを移動させることができます。
「今度、訪問する会社のホームページの一部分だけをプリントアウトしたい」という場合。 Gmailであれば、該当ページの段落や文書を選択し「Ctrl」+「C」で保存して、 メールにそのまま貼付けることが出来ます。
貼り付けたメールは、そのまま自分に送ります。
webの画面がそのままメールに表示されます。一部分だけを切り取って同じ体裁で貼ることが出来るのでとても良く活用していました。
気になるホームページがあった場合、お気に入り登録をする人が多いと思いますが、 私の場合、Gmailに貼り付けてメールで読み返すというのも良く行っています。
Gmailでは画面にバナー広告が表示されません。
無料版でも表示を設定でOFFにすることが出来ます。Gmailは基本的に広告を気にすることなく使用できます。
例えばメールを作る際に別のメールからコピーして文章を持ってくると、 転用した部分だけ文字の色が違う。ということが多々ありました。
そのため、毎回「Ctrl」+「a」でメールの文章すべてを選択してから、色を変更して体裁を整えたり、 引用前に一度、テキストエディタに貼付けをして、そこからもう一度持ってくるということをしていました。
1通のメールで何回も相手と連絡をしている場合、 他のメーラーよりも情報が追いづらいイメージを持っています。
Outlookを使っていた場合には特に感じていなかったので、 これはGmailのインターフェースの問題もあるのかもしれません。
Outlookを使っている方がGmailを導入すると、慣れるまでに時間がかかりますが、 一度使い始めるととても魅力的な機能が多いのがGmailと言えます。
Gmailのメールアカウントの作成は、Googleアカウントを作るだけ ですぐに持てます。まずは1つ自分用のGmailアドレスを作ってみてはどうでしょうか。
shiba
Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。