サーバー比較
1.料金 | 2.稼働率 |
3.CPU&メモリ | 4.webサーバー |
5.データ容量 | 6.wordpressインストール |
7.ストレージ(SSD) | 8.サポート体制 |
9.転送量 | 10.バックアップ | 11.SSL証明書 | 12.データベース数 |
更新:2025年6月14日
人気のレンタルサーバーである「エックスサーバー」と「Xserverビジネス」。この2つのレンタルサーバーはどちらも株式会社エックスサーバーが運営するサービスになります。
「エックスサーバー」は個人に絶大な人気を誇りシェアNo1となるレンタルサーバー。 「Xserverビジネス」はより法人に特化した法人向けのサービスになっています。
当ページではこの2つのサービスについて「料金」「サービス」「セキュリティ」「高速性」「サポート」の要素を比較。類似点と共に詳しく解説しています。
「エックスサーバーとXserverビジネス、どちらが最適なのか?」。サービスの違いがわからず、サーバー選びに迷っている方に最適な内容になっています。 レンタルサーバーを選定する際の検討資料としてご活用下さい。
それでは「エックスサーバー」と「Xserverビジネス」の2つのレンタルサーバーにおける、共通点と違いについてを説明します。
基本的にエックスサーバーは個人向け、xserverビジネスは法人向けのレンタルサーバーになります。
ただし、エックスサーバーを利用している法人も数多いと予想されます。 自社のオウンドメディアやWordpressサイトの用途が目的であれば、高速化に対応していて稼働率が99.99%あるエックスサーバーでも良いでしょう。 では、解説を始めます。
2社でサービスの違いがある点をまとめてみました。基本的にエックスサーバーは高速性を重視。 Xserverビジネスは安定性と高速性を担保しつつ、法人向けの「サポート」「サービス」が重視されています。
Xserverビジネス特有のサービスや仕様は以下の通り。エックスサーバーよりも厚いサポートやセキュリティに強みがあります。
各種設定をサーバー会社に毎月お願いしたい、確実にメールを届けたい、Webサイトのスパムを確認したい、ストレージはより大容量で利用したい。 そんな利用方法に向いています。
エックスサーバーの専用サービスや仕様は以下となります。
サーバースペックは以前まで最大256コア&1025GBでしたが、メモリが1025GB→1536GBへと増強。より高速&安定した動作が可能になりました。
さらにVPSのような仮想環境で1契約ごとに環境を割当。リソース保障機能によって他契約者の影響を受けません。
エックスサーバーとXserverビジネスの仕様やサービスに違いがある点を表にしてまとめてみました。
2025年7月3日時点・公式サイト情報を比較
エックスサーバー | Xserverビジネス | |
初期費用 | 0円 | 16,500円 |
月額料金 | 1,320円(スタンダード) 2,640円(プレミアム) 5,290円(ビジネス) |
5,016円(スタンダード) 10,032円(プレミアム) 15,048円(エンタープライズ) |
サーバースペック | 最大256コア&1536GB | 最大256コア&1024GB |
ストレージ容量 | 500GB(スタンダード) 600GB(プレミアム) 700GB(ビジネス) |
700GB(スタンダード) 800GB(プレミアム) 900GB(エンタープライズ) |
サーバー稼働率 | 99.99% | SLA保障99.99% |
サーバー環境 | VPS(1台ごとリソース割当て) | 共用サーバー |
お任せサーバー移行 | 33000円 | 0円 |
お任せ初期設定 | 33,000円 | 0円 |
お任せ各種設定 | 一律5,500円 CMSインストール メールアドレス作成 独自ドメイン設定 |
0円 |
ホームページ無料作成サービス | - | 〇 毎月の運用代行あり |
セキュリティ | WAF搭載 セコムセキュリティ診断 WordPressセキュリティ設定 WordPressリカバリー |
WAF搭載 セコムセキュリティ診断 WordPressセキュリティ設定 WordPressリカバリー Web改ざん検知 |
独自ドメイン無料特典 | 最大2つ 1年払いで1つ無料 2年払いで2つ無料 ビジネスプランは.co.jpも含む |
最大2つ 長期縛りなしプラン契約のみで無料 3プラン共通で.co.jpが無料 |
メールサービス | Webメール メーリングリスト(20件~) |
Webメール メーリングリスト(40件~) IPアドレス専有(専用サーバープランから) |
同じ会社が運営していることもあり2つのレンタルサーバーのサービスには共通点も多くあります。
超高性能サーバーが導入され、高速化技術もふんだんに採用されている点。簡易化ツールや、サーバー移行や設定の代行依頼を受けてくれる点などが共通しています。
2025年7月3日時点・公式サイト情報を比較
エックスサーバー | Xserverビジネス | |
wordpressかんたんインストール | 〇 | 〇 |
Wordpressかんたんサーバー移行 | 〇 | 〇 |
ストレージ | SSD(NVMe) | SSD(NVMe) |
Webサーバーソフト | Nginx | Nginx |
高速化技術 | 超高速Wordpress環境「KUSANAGI」 Xアクセラレータ サーバーキャッシュ設定 ブラウザキャッシュ設定 |
超高速Wordpress環境「KUSANAGI」 Xアクセラレータ サーバーキャッシュ設定 ブラウザキャッシュ設定 |
RAID構成 | RAID10 | RAID10 |
独自無料SSL | 〇 | 〇 |
自動バックアップ | 過去14日分 1日1回(Web、メール、DB領域) |
過去14日分 1日1回(Web、メール、DB領域) |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 |
メールアカウント | 無制限 | 無制限 |
メール機能 | 迷惑メール設定 自動応答設定 メール振り分け設定 DKIM設定 SPF設定 DMARC設定 |
迷惑メール設定 自動応答設定 メール振り分け設定 DKIM設定 SPF設定 DMARC設定 |
アクセス解析 | エックスサーバー専用アクセス解析 |
エックスサーバー専用アクセス解析 |
メール機能も充実しているのがわかります。
ここからは、各項目のより詳しい解説に入っていきます。
エックスサーバー | Xserverビジネス | |
初期費用 | 0円 | 16,500円 |
月額料金 (基本) |
1,320円 | 5,016円 |
月額料金 (12ヶ月一括) |
1,100円 | 4,180円 |
月額料金 (12ヶ月一括・キャンペーン価格) |
550円 | 2,926円 |
エックスサーバーの料金は初期費用が0円。月額費用が1,320円(スタンダードプラン)となります。
1年以上の長期契約をすれば月額費用は割引。最大で990円(36ヶ月払い)まで割引されます。 加えてキャンペーンを常時実施していて常時割引にプラスされて割引されます。キャンペーンによっては990円→495円まで割引されることも。
対してXserverビジネスの場合、初期費用が16,500円。月額費用が5,016円(スタンダードプラン)となります。 エックスサーバーと同様に1年以上の長期契約で通常割引が発生。キャンペーン展開されていればプラスで割引が追加されます。
エックスサーバーもXserverビジネスも「お任せ設定サポート」があるレンタルサーバーになっています。 そのためサーバー移転や各種設定をエックスサーバー社へお任せできます。
設定代行サービスには2社で異なる点があります。Xserverビジネスは無料。エックスサーバーは有償となります。
エックスサーバー | Xserverビジネス | |
サーバー移転 代行サービス |
有償 1サイトあたり33,000円 ビジネスプランは1サイトのみ無料 |
無料 10サイトまで無料 11サイトから16,500円 |
設定設定 代行サービス |
有償 | 無料 |
ホームページ作成&運営 代行サービス |
- | 無料 毎月1回~3回まで運用代行が可(スタンダードプランのみ運用代行なし) |
サポート | 電話サポート | 電話サポート |
無料お試し | 10日間 | 10日間 |
xserverビジネスのサポート体制はとても重厚です。サーバー移転や各種設定は無料で依頼ができるだけでなく、ホームページ制作の代行や運営代行まで行ってくれます。
サーバー移転は10サイトまで無料。設定代行は毎月、何回でも依頼が可能。ホームページ制作した後の代行運営は毎月1回~3回まで依頼ができます(スタンダードプランのみサイト運営代行はありません)。
電話サポートは2サービス共通であり、Xserverビジネスの専用サーバープランからはエンジニアサポートを受けることも出来ます。
エックスサーバーでもサーバー移転(33,000円)や各種設定(5,500円~)の代行依頼を行うことが出来ます。こちらは有償となります。
ホームページ作成代行や運営代行のサービスは提供されていません。
安定性を測るうえで目安となるサーバー稼働率について、またサーバーがどのように提供されているか仕様について解説をします。
エックスサーバー | Xserverビジネス | |
運営体制 | VPS(1台ごとリソース割当て) | 共用サーバー |
データ容量 | 500GB スタンダード 600GB プレミアム 700GB ビジネス |
700GB スタンダード 800GB プレミアム 900GB エンタープライズ |
CPU・メモリ | 252コア / 1536GB | 252コア / 1025GB |
RAID構成 | RAID10 | RAID10 |
稼働率 | 稼働率99.99% | SLA稼働率99.99% |
転送量 | 無制限 | 無制限 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 |
メールアカウント | 無制限 | 無制限 |
エックスサーバーは仮想化技術を駆使して、1台を部屋のように区切ってサービスを提供する「VPS」形式を採用しています。 一方でXserverビジネスは大きな部屋を共有する形でサービスを提供しています。
一長一短ではありますが、VPSの場合は他社の混雑の影響を受けない一方で、回線の広さが固定されています。 共有サーバーであれば広い回線で提供されますが、同じ部屋に入っている他社の混雑の影響を受けることがあります。
セキュリティ面では2サービスともWAF機能を提供。メール機能も充実、セコムセキュリティ診断もあって、これだけでも大変な充実ぶりとなります。
さらに簡易診断として「Webトラブル診断」も2024年より開始。URLを入力するだけで簡易的にエラー診断してくれます。ステータスエラーが出た時などに活用できます。
さらにXserverビジネスではよりセキュリティ強化、メール運営の強化がされていて、 Web改ざん検知設定、IPアドレス専有によるメール通知率の向上、マルチアカウント管理などの機能が追加されます。
エックスサーバー | Xserverビジネス | |
セキュリティ | WAF | WAF Web改ざん通知 IPアドレス専有 マルチアカウント管理 |
セキュリティ (診断系) |
Webトラブル診断 セコムセキュリティ診断 |
Webトラブル診断 セコムセキュリティ診断 |
自動バックアップ | Web・メール・DB 14日分 |
Web・メール・DB 14日分 |
メール機能 | 高性能スパムフィルター、SPF設定、DKIM設定、DMARC設定 | 高性能スパムフィルター、SPF設定、DKIM設定、DMARC設定 |
WAFやセコムセキュリティ診断のサービスが2社とも提供されています。WAFについては有償で提供しているレンタルサーバーも多く、 WAFが無料で付与されている点はプラスだと言えます。
XServerビジネスにはエックスサーバーにない機能が複数あります。まず、Web改ざん通知。スパムによるWebページの改ざんを認識できます。
専用サーバープランになればIPアドレス専有によってメールの到達率向上がみこめ、 マルチアカウント管理によって複数のWebサイトも管理者やIDパスワードを変えて運営が可能になります。
エックスサーバー、Xserverビジネスともに国内最速レベルのサーバーとなります。エックスサーバーは国内No1のサーバースピードとしています。
Wordpressの運営に最適なレンタルサーバーだと言えます。
エックスサーバー | Xserverビジネス | |
Webサーバーソフト | Nginx | Nginx |
サーバースピード | 国内No1(自サイト調べ) | - |
高速化技術 | Wordpress高速環境「kusanagi」 | Wordpress高速環境「kusanagi」 |
高速化設定 | Xアクセラレータ、サーバーキャッシュ設定、ブラウザキャッシュ設定 | Xアクセラレータ、サーバーキャッシュ設定、ブラウザキャッシュ設定 |
国内No1スピードとなっているだけあり、サーバースペック、サーバー環境、高速化技術、高速化設定ともれなく高速化に適しているサービス内容になっています。
サーバースペックでは契約あたりvCPU6コア/8GBメモリ(リソース保障)を提供。サーバー環境としてWebサーバーにNginx、ストレージにSSD(Mvne)を搭載。 さらにWordpress高速環境「kusanagi」、サーバー設定で「エックスアクセラレータ」「ブラウザキャッシュ設定」が可能になっています。
Xserverビジネスではエックスサーバーとほぼ同等のサービスが提供されています。 サーバー環境、高速化技術、高速化設定についてはまったく一緒のサービス内容になります。
サーバースペックについてはエックスサーバーがVPS方式での提供に対して、 CPUが252コア/1025GBメモリのサーバースペックで共用サーバーとして契約する点が異なります。
エックスサーバーとXserverビジネスの2つのサービスを比較しました。
個人的な認識ではありますが、個人、法人に関わらずWordpressサイトの運営だけが目的であればエックスサーバーで十分でしょう。
法人として契約をしたい。メールサーバーとしての利用、よりセキュリティを意識したサイト運営、Web運営以外の用途でレンタルサーバーを検討しているのであればXserverビジネスがおすすめてす。 長期契約で1年契約、3年契約で申し込みをすれば大きく割引されますので、長期契約キャンペーンも活かしてコストを下げましょう。
shiba
Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。
ー当サイトは一部PRを含みますー
1.料金 | 2.稼働率 |
3.CPU&メモリ | 4.webサーバー |
5.データ容量 | 6.wordpressインストール |
7.ストレージ(SSD) | 8.サポート体制 |
9.転送量 | 10.バックアップ | 11.SSL証明書 | 12.データベース数 |