ドメイン取得への道

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【違いがわかる】「エックスサーバー」と「Xserverビジネス」は何が違う?

エックスサーバーとxserverビジネスの違い

更新:2025年6月14日

人気のレンタルサーバーである「エックスサーバー」と「Xserverビジネス」。この2つのレンタルサーバーはどちらも株式会社エックスサーバーが運営するサービスになります。

エックスサーバー」は個人に絶大な人気を誇りシェアNo1となるレンタルサーバー。 「Xserverビジネス」はより法人に特化した法人向けのサービスになっています。

当ページではこの2つのサービスについて「料金」「サービス」「セキュリティ」「高速性」「サポート」の要素を比較。類似点と共に詳しく解説しています。

エックスサーバーとXserverビジネス、どちらが最適なのか?」。サービスの違いがわからず、サーバー選びに迷っている方に最適な内容になっています。 レンタルサーバーを選定する際の検討資料としてご活用下さい。

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エックスサーバー、Xserverビジネスは2社合わせて法人契約が22万社もある圧倒的な実績が強み!

2社の違いまとめ

それでは「エックスサーバー」と「Xserverビジネス」の2つのレンタルサーバーにおける、共通点と違いについてを説明します。

それぞれの主だった特徴

  • エックスサーバー
    大人気のシェアNo1レンタルサーバー。高速で国内最速レベル。稼働率99.99%で高安定。簡易ツール多数あり。
  • Xserverビジネス
    法人向けレンタルサーバー。安定性やセキュリティ重視。サーバーも設定もお任せ無償。ストレージ大容量。

基本的にエックスサーバーは個人向け、xserverビジネスは法人向けのレンタルサーバーになります。

ただし、エックスサーバーを利用している法人も数多いと予想されます。 自社のオウンドメディアやWordpressサイトの用途が目的であれば、高速化に対応していて稼働率が99.99%あるエックスサーバーでも良いでしょう。 では、解説を始めます。

エックスサーバーとxserverビジネスの違い

2社でサービスの違いがある点をまとめてみました。基本的にエックスサーバーは高速性を重視。 Xserverビジネスは安定性と高速性を担保しつつ、法人向けの「サポート」「サービス」が重視されています。

Xserverビジネスだけの専用サービス

Xserverビジネス特有のサービスや仕様は以下の通り。エックスサーバーよりも厚いサポートやセキュリティに強みがあります。

各種設定をサーバー会社に毎月お願いしたい、確実にメールを届けたい、Webサイトのスパムを確認したい、ストレージはより大容量で利用したい。 そんな利用方法に向いています。

Xserverビジネス専用サービス

  • サーバー移行、各種設定(毎月3回~)の代行依頼が0円。エックスサーバーは有償。
  • データ容量700GBから提供。エックスサーバーは500GBから。
  • ホームページ無料代行サービスあり。エックスサーバーはなし。
  • セキュリティ機能「Web改ざん通知」機能あり。エックスサーバーはなし。
  • 「IPアドレス専有」でより安全なメール運営(専用サーバープランから提供)
  • 「マルチアカウント」機能でサーバーアカウントを複数作成。多数の企画を分離管理(専用サーバープランから提供)
  • 「専用窓口」でテクニカルエンジニアによる技術サポート(専用サーバープランから提供)
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細かく説明していますが、サーバースペックや高速化技術はほとんど一緒で似通っています。サービス面やセキュリティ面で強みがあるのがXserverビジネス。

エックスサーバーだけの専用サービス

エックスサーバーの専用サービスや仕様は以下となります。

エックスサーバーの専用サービス

  • 超高性能サーバー。最大256コア&1536GB搭載。Xserverビジネスは搭載メモリが1025GB。
  • VPSのように仮想環境でCPUとメモリを1契約ごとに割り当て(6コア&8GB~)

サーバースペックは以前まで最大256コア&1025GBでしたが、メモリが1025GB→1536GBへと増強。より高速&安定した動作が可能になりました。

さらにVPSのような仮想環境で1契約ごとに環境を割当。リソース保障機能によって他契約者の影響を受けません。

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エックスサーバーはメモリ増強で超高性能サーバーが超ウルトラ高性能サーバーへと変貌。仮想環境で他の契約者の影響を受けずらいのも嬉しい!

2サービスの相違点

エックスサーバーとXserverビジネスの仕様やサービスに違いがある点を表にしてまとめてみました。

2025年7月3日時点・公式サイト情報を比較

エックスサーバー Xserverビジネス
初期費用 0円 16,500円
月額料金 1,320円(スタンダード)
2,640円(プレミアム)
5,290円(ビジネス)
5,016円(スタンダード)
10,032円(プレミアム)
15,048円(エンタープライズ)
サーバースペック 最大256コア&1536GB 最大256コア&1024GB
ストレージ容量 500GB(スタンダード)
600GB(プレミアム)
700GB(ビジネス)
700GB(スタンダード)
800GB(プレミアム)
900GB(エンタープライズ)
サーバー稼働率 99.99% SLA保障99.99%
サーバー環境 VPS(1台ごとリソース割当て) 共用サーバー
お任せサーバー移行 33000円 0円
お任せ初期設定 33,000円 0円
お任せ各種設定 一律5,500円
CMSインストール
メールアドレス作成
独自ドメイン設定
0円
ホームページ無料作成サービス
毎月の運用代行あり
セキュリティ WAF搭載
セコムセキュリティ診断
WordPressセキュリティ設定
WordPressリカバリー
WAF搭載
セコムセキュリティ診断
WordPressセキュリティ設定
WordPressリカバリー
Web改ざん検知
独自ドメイン無料特典 最大2つ
1年払いで1つ無料
2年払いで2つ無料
ビジネスプランは.co.jpも含む
最大2つ
長期縛りなしプラン契約のみで無料
3プラン共通で.co.jpが無料
メールサービス Webメール
メーリングリスト(20件~)
Webメール
メーリングリスト(40件~)
IPアドレス専有(専用サーバープランから)

2社の共通点

同じ会社が運営していることもあり2つのレンタルサーバーのサービスには共通点も多くあります。

超高性能サーバーが導入され、高速化技術もふんだんに採用されている点。簡易化ツールや、サーバー移行や設定の代行依頼を受けてくれる点などが共通しています。

2025年7月3日時点・公式サイト情報を比較

エックスサーバー Xserverビジネス
wordpressかんたんインストール
Wordpressかんたんサーバー移行
ストレージ SSD(NVMe) SSD(NVMe)
Webサーバーソフト Nginx Nginx
高速化技術 超高速Wordpress環境「KUSANAGI」
Xアクセラレータ
サーバーキャッシュ設定
ブラウザキャッシュ設定
超高速Wordpress環境「KUSANAGI」
Xアクセラレータ
サーバーキャッシュ設定
ブラウザキャッシュ設定
RAID構成 RAID10 RAID10
独自無料SSL
自動バックアップ 過去14日分
1日1回(Web、メール、DB領域)
過去14日分
1日1回(Web、メール、DB領域)
マルチドメイン 無制限 無制限
メールアカウント 無制限 無制限
メール機能 迷惑メール設定
自動応答設定
メール振り分け設定
DKIM設定
SPF設定
DMARC設定
迷惑メール設定
自動応答設定
メール振り分け設定
DKIM設定
SPF設定
DMARC設定
アクセス解析 エックスサーバー専用アクセス解析
エックスサーバー専用アクセス解析

メール機能も充実しているのがわかります。

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毎年、毎年、地道なサービス改善の積み重ねの結果、ここまで重圧なサービスが展開されるようになりました。

2.料金の違い

ここからは、各項目のより詳しい解説に入っていきます。

料金に関するポイント!

  • エックスサーバーは初期費用が0円。Xserverビジネスは初期費用16,500円
  • エックスサーバーは月額料金が1,320円~。Xserverビジネスは月額5,016円~。
  • どちらも長期契約キャンペーンで大幅に割引される(1年以上の契約)
エックスサーバー Xserverビジネス
初期費用 0円 16,500円
月額料金
(基本)
1,320円 5,016円
月額料金
(12ヶ月一括)
1,100円 4,180円
月額料金
(12ヶ月一括・キャンペーン価格)
550円 2,926円

エックスサーバーの料金

エックスサーバーの料金は初期費用が0円。月額費用が1,320円(スタンダードプラン)となります。

1年以上の長期契約をすれば月額費用は割引。最大で990円(36ヶ月払い)まで割引されます。 加えてキャンペーンを常時実施していて常時割引にプラスされて割引されます。キャンペーンによっては990円→495円まで割引されることも。

Xserverビジネスの料金

対してXserverビジネスの場合、初期費用が16,500円。月額費用が5,016円(スタンダードプラン)となります。 エックスサーバーと同様に1年以上の長期契約で通常割引が発生。キャンペーン展開されていればプラスで割引が追加されます。

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エックスサーバーはキャンペーン実施で月額495円まで割引!(2025年7月時点)。Xserverビジネスも最大で2,633円まで割引。長期契約がお得なのがわかります。

3.サポートの違い(代行依頼)

エックスサーバーもXserverビジネスも「お任せ設定サポート」があるレンタルサーバーになっています。 そのためサーバー移転や各種設定をエックスサーバー社へお任せできます。

設定代行サービスには2社で異なる点があります。Xserverビジネスは無料。エックスサーバーは有償となります。

サポート面のポイント

  • 2社とも「サーバー移行」や「各種設定」の代行サービスを実施
  • Xserverビジネスは無料。エックスサーバーは有償。
  • 電話サポートは2社共通。Xserverビジネスの専用サーバープランからは技術者サポートもあり。
エックスサーバー Xserverビジネス
サーバー移転
代行サービス
有償
1サイトあたり33,000円
ビジネスプランは1サイトのみ無料
無料
10サイトまで無料
11サイトから16,500円
設定設定
代行サービス
有償 無料
ホームページ作成&運営
代行サービス
無料
毎月1回~3回まで運用代行が可(スタンダードプランのみ運用代行なし)
サポート 電話サポート 電話サポート
無料お試し 10日間 10日間

Xserverビジネスのサポート体制

xserverビジネスのサポート体制はとても重厚です。サーバー移転や各種設定は無料で依頼ができるだけでなく、ホームページ制作の代行や運営代行まで行ってくれます。

サーバー移転は10サイトまで無料。設定代行は毎月、何回でも依頼が可能。ホームページ制作した後の代行運営は毎月1回~3回まで依頼ができます(スタンダードプランのみサイト運営代行はありません)。

電話サポートは2サービス共通であり、Xserverビジネスの専用サーバープランからはエンジニアサポートを受けることも出来ます。

エックスサーバーのサポート体制

エックスサーバーでもサーバー移転(33,000円)や各種設定(5,500円~)の代行依頼を行うことが出来ます。こちらは有償となります。

ホームページ作成代行や運営代行のサービスは提供されていません。

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サポートの厚みはレンタルサーバー業界No1と言って良いでしょう!

4.稼働率・サーバー仕様の違い

安定性を測るうえで目安となるサーバー稼働率について、またサーバーがどのように提供されているか仕様について解説をします。

稼働率、仕様のポイント

  • エックスサーバーは実稼働率99.99%。XserverビジネスはSLA保障99.99%
  • エックスサーバーはVPS形式、Xserverビジネスは共用サーバー
  • エックスサーバーは容量500GB~700GB。Xserverビジネスは700GB~900GB
  • エックスサーバーは252コアCPU/1536メモリ。Xserverビジネスは252コアCPU/1025メモリ(最大)
  • マルチドメイン、データベースは共に無制限
エックスサーバー Xserverビジネス
運営体制 VPS(1台ごとリソース割当て) 共用サーバー
データ容量 500GB スタンダード
600GB プレミアム
700GB ビジネス
700GB スタンダード
800GB プレミアム
900GB エンタープライズ
CPU・メモリ 252コア / 1536GB 252コア / 1025GB
RAID構成 RAID10 RAID10
稼働率 稼働率99.99% SLA稼働率99.99%
転送量 無制限 無制限
マルチドメイン 無制限 無制限
メールアカウント 無制限 無制限

エックスサーバーはVPS、Xserverは共用サーバーで提供

エックスサーバーは仮想化技術を駆使して、1台を部屋のように区切ってサービスを提供する「VPS」形式を採用しています。 一方でXserverビジネスは大きな部屋を共有する形でサービスを提供しています。

一長一短ではありますが、VPSの場合は他社の混雑の影響を受けない一方で、回線の広さが固定されています。 共有サーバーであれば広い回線で提供されますが、同じ部屋に入っている他社の混雑の影響を受けることがあります。

5.セキュリティの違い

セキュリティ面では2サービスともWAF機能を提供。メール機能も充実、セコムセキュリティ診断もあって、これだけでも大変な充実ぶりとなります。

さらに簡易診断として「Webトラブル診断」も2024年より開始。URLを入力するだけで簡易的にエラー診断してくれます。ステータスエラーが出た時などに活用できます。

さらにXserverビジネスではよりセキュリティ強化、メール運営の強化がされていて、 Web改ざん検知設定、IPアドレス専有によるメール通知率の向上、マルチアカウント管理などの機能が追加されます。

セキュリティのポイント

  • WAF、メール機能(高性能スパムフィルター、SPF設定、DKIM設定、DMARC設定)、セコムセキュリティ診断は2サービス共通
  • 自動バックアップサービス(過去14日間分)も2サービス共通
  • XserverビジネスにはWeb改ざん検知設定あり
  • XserverビジネスにはIPアドレス専有あり(専用サーバープランから)
  • Xserverビジネスにはマルチアカウント管理あり(専用サーバープランから)
エックスサーバー Xserverビジネス
セキュリティ WAF WAF
Web改ざん通知
IPアドレス専有
マルチアカウント管理
セキュリティ
(診断系)
Webトラブル診断
セコムセキュリティ診断
Webトラブル診断
セコムセキュリティ診断
自動バックアップ Web・メール・DB
14日分
Web・メール・DB
14日分
メール機能 高性能スパムフィルター、SPF設定、DKIM設定、DMARC設定 高性能スパムフィルター、SPF設定、DKIM設定、DMARC設定

エックスサーバーのセキュリティ機能

WAFやセコムセキュリティ診断のサービスが2社とも提供されています。WAFについては有償で提供しているレンタルサーバーも多く、 WAFが無料で付与されている点はプラスだと言えます。

Xserverビジネスのセキュリティ機能

XServerビジネスにはエックスサーバーにない機能が複数あります。まず、Web改ざん通知。スパムによるWebページの改ざんを認識できます。

専用サーバープランになればIPアドレス専有によってメールの到達率向上がみこめ、 マルチアカウント管理によって複数のWebサイトも管理者やIDパスワードを変えて運営が可能になります。

6.高速性の違い

エックスサーバー、Xserverビジネスともに国内最速レベルのサーバーとなります。エックスサーバーは国内No1のサーバースピードとしています。

Wordpressの運営に最適なレンタルサーバーだと言えます。

高速化技術のポイント

  • エックスサーバーは国内No1の表示スピード、Xserverビジネスはほぼ同等の仕様
  • Webサーバーソフトは2サービス共通(Nginx)
  • 高速化技術は2サービス共通(Wordpress高速環境「kusanagi」)
  • 高速化設定は2サービス共通(Xアクセラレータ、サーバーキャッシュ設定、ブラウザキャッシュ設定)
エックスサーバー Xserverビジネス
Webサーバーソフト Nginx Nginx
サーバースピード 国内No1(自サイト調べ)
高速化技術 Wordpress高速環境「kusanagi」 Wordpress高速環境「kusanagi」
高速化設定 Xアクセラレータ、サーバーキャッシュ設定、ブラウザキャッシュ設定 Xアクセラレータ、サーバーキャッシュ設定、ブラウザキャッシュ設定

エックスサーバーの高速性について

国内No1スピードとなっているだけあり、サーバースペック、サーバー環境、高速化技術、高速化設定ともれなく高速化に適しているサービス内容になっています。

サーバースペックでは契約あたりvCPU6コア/8GBメモリ(リソース保障)を提供。サーバー環境としてWebサーバーにNginx、ストレージにSSD(Mvne)を搭載。 さらにWordpress高速環境「kusanagi」、サーバー設定で「エックスアクセラレータ」「ブラウザキャッシュ設定」が可能になっています。

Xserverビジネスの高速性について

Xserverビジネスではエックスサーバーとほぼ同等のサービスが提供されています。 サーバー環境、高速化技術、高速化設定についてはまったく一緒のサービス内容になります。

サーバースペックについてはエックスサーバーがVPS方式での提供に対して、 CPUが252コア/1025GBメモリのサーバースペックで共用サーバーとして契約する点が異なります。

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どちらもフルに高速化されたレンタルサーバーという位置づけで間違いありません。Wordpress運営に推奨できる高速性を持っています。

まとめ

エックスサーバーとXserverビジネスの2つのサービスを比較しました。

個人的な認識ではありますが、個人、法人に関わらずWordpressサイトの運営だけが目的であればエックスサーバーで十分でしょう。

法人として契約をしたい。メールサーバーとしての利用、よりセキュリティを意識したサイト運営、Web運営以外の用途でレンタルサーバーを検討しているのであればXserverビジネスがおすすめてす。 長期契約で1年契約、3年契約で申し込みをすれば大きく割引されますので、長期契約キャンペーンも活かしてコストを下げましょう。

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シェアNo1レンタルサーバーだけあって2サービスとも充実したサービスを提供していますね。
この記事の著者・プロフィール

shiba

Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。

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