ワードプレスを始める大前提として、まずは独自ドメインとレンタルサーバーが必要になってきます。
独自ドメインはワードプレスのURLとなるもので、レンタルサーバーはワードプレスのデータを管理するものです。この2つがあって初めてワードプレスが作れます。
基本的には独自ドメインにもレンタルサーバーにも事業者がたくさんあるので、その内1社を選んで契約します。
そこでこのページでは、実際に独自ドメインとレンタルサーバーを借りる時に注意して欲しいポイントを12個にわけて説明しています。
では、まずはドメインを登録していきましょう。
まず、「独自ドメイン」が何なのか一言で説明すると「ホームページURL」と「メールアドレス名」になるものと説明できます。
独自ドメインを持っていないとワードプレス(ホームページ)のURLが決まりません。 ワードプレスを運営するには個別のURLが必要であり、その基となるのが独自ドメインだと言えます。
例えばこのサイトであれば「domain-server-study.com」というドメイン名をお名前.comで登録していますが、このドメインを持っているからこそ次のようなホームページURLでワードプレスを作れます。
https://domain-server-study.com
また、ドメインはメールアドレスを作る際にも必要になってきます。以下は独自ドメインで作るメールアドレスの具体例となります。
info@domain-server-study.com
watanabe@domain-server-study.com
ここにも独自ドメインが使われていますね。このように独自ドメインを登録することでホームページURLとメールアドレスを生成することが出来るようになります。
独自ドメインがどういうものなのか把握できたら、次は実際にドメイン事業者で独自ドメインを申請してみましょう。
もし個人の方がワードプレスを作る目的だけでドメインを登録するのであれば、レンタルサーバーとドメインの会社をセットにして契約するとメリットが大きいです。 具体的にいうとエックスサーバーと「エックスサーバードメイン」だったり、Conoha WINGと「Conohaドメイン」のような形で一緒に契約します。
この場合、管理もしやすくドメインが無料になったりネームサーバー設定が簡単になったりします。 デメリットとしては将来レンタルサーバーを移転した時に、移転や管理が煩雑になるということでしょうか。
ドメイン事業者とレンタルサーバーを別々で登録する方法もあります。この場合、人気なのは「お名前.com」です。 お名前.comには管理のための機能も多く、支払い期限もわざわざハガキでお知らせしてくれます。
法人の方や、支払い期限を気を付けたい方、複数のレンタルサーバー業者に契約するような方は「お名前.com」でドメインを一括管理した方が 良いかもしれません。
基本的にはじめてワードプレスを作る方で「レンタルサーバー契約は1社でいい」「ワードプレスも作っても数個ぐらいまで」という方は セット契約の方がメリットが大きいでしょう。
独自ドメインを購入する場合、通常購入すると1年間あたり1,000円や2,000円しますがキャンペーンを活用することで無料だったり初年度1円で購入することもできます。
このキャンペーンについて詳しく紹介してみましょう。
まずドメインが割引されるキャンペーンについて紹介します。基本的にキャンペーンによって初年度1円~100円ぐらいで購入できるようになります。
この初年度キャンペーンは主に「お名前.com」「エックスサーバードメイン」の2社で多く実施されています。キャンペーンで割引となったドメインを探したい場合は この2つのドメイン事業者をまずは調べてみましょう。
キャンペーン内容としては「初年度が割引になる」ものが多いです。2年目からは通常料金になるので気を付けて下さい。
また、レンタルサーバーを契約することで「ドメインがサーバー契約中は無料になる」キャンペーンを実施しているサーバー事業者も多くなってきました。 (※1年長期契約などの条件がある会社も多い)
実際にドメイン無料キャンペーンを実施しているサーバー事業者は以下になっています。
ドメインキャンペーンを活用したい場合は、まずレンタルサーバーを主体にサービスを選びましょう。
どの会社で独自ドメインを登録するかを決めたら、ドメイン名を考えます。
ドメイン名は2つの要素をくみあわせて考えます。具体的には「自由に登録できる部分」と「トップレベルドメイン」の2つを組み合わせることになります。 どちらかというと、自由に登録できる部分が「主」になります。まずはここを決めてそれからトップレベルドメインを選んでいきます。
たとえば「domain-server-study.com」というドメインだったら「domain-server-study」が自分で考えた部分になり「.com」がトップレベルドメインの箇所になります。
ドメイン名の付け方については次のページで詳しく解説していますので参考にしてみてください。
【関連】良いドメイン名の決め方 5つのアイディアで最適な独自ドメインを考えよう
そして、主となる部分が決まったらドメイン事業者でドメイン検索を行って、問題なければその場でドメインを購入することが出来ます。
ドメイン名を決めたらドメイン事業者の登録ぺージで購入するのですが、その前にドメイン検索というものを行います。
これがどのようなことかと言うと、自分で決めたキーワードを入力して「他の人が既に登録しているドメインかどうかを調べる工程」になります。 当サイトの場合であれば「domain-server-study」を入力して調べることになります。
下の画面は実際にお名前.comでドメイン検索した時のキャプチャになります。
このように登録したいキーワード名を入れてドメイン検索をします。すると結果が表示されるので、空きがなく登録できなければもう一度キーワードを変えてドメイン検索を行います。
この作業を繰り返すことで登録できる空いているドメインを探すことになります。
空いているドメインを探し出し登録を行ったらドメインの購入が完了します。この時点でドメインを保有する1年間の権利を得ていることになります。
以上で独自ドメインの登録となるわけてすが、おそらく1番時間がかかる所は「ドメイン検索を行う」所になるでしょう。単一キーワードなどではまず空いているドメインはないでしょうから 工夫をしてドメイン名を考える必要があります。
ここからはレンタルサーバーについて基本的な知識を解説していきたいと思います。
当ページでは最初に独自ドメインの登録方法から解説を行っていますが、 実際にはまず最初にレンタルサーバーを決めて契約してから次にドメイン登録を行ったほうがスムーズな開設が行えます。
そのため、ドメインとレンタルサーバーを契約する際は先にレンタルサーバーの契約を完了しておきましょう!
レンタルサーバーの役割は幾つかあります。簡単に説明をすると「ワードプレスの開設」「ワードプレスデータの保持・変更」を行うことが出きます。 それから「メールアドレスの作成」と「メールデータの保持」を行うことも出来ます。
つまりレンタルサーバーがあることでデータ保管場所が持てます。 独自ドメインだけだとURLしか作れませんが、レンタルサーバーがあることで実際にメールやワードプレス作成を行える場所を持てるようになります。
レンタルサーバーを提供している主な会社は10社~20社はあります。 数多くの事業者があって会社ごとに提供プランも多く揃っているため、初めての方にとって、契約プランを選ぶのは大変だと思います。
レンタルサーバーが出来る最もたることは「ワードプレス」を作れることです。
ワードプレスの開設にかかる時間は人気のレンタルサーバーなら大体10分~20分ほど。 メールアドレスやパスワードなど簡単なことを入力するだけで作れます。
ワードプレスを作成した際のデータはレンタルサーバー内に保管されます。 記事データや素材データもやはり同様にレンタルサーバー内に保管されます。 ただし、これらのデータに触る機会はほとんどありません。
実際にワードプレスを作ったらインターネットで管理画面を開いてブラウザベースで記事や素材データを作成していきます。 操作がわかりやすい管理画面から様々な編集が出来るので、レンタルサーバーの内側に入って操作することはほとんどないでしょう。
ちなみに、エックスサーバーやConohaWINGでは契約時の申込みと同時に作ることが出来るため、今日の今日でもすぐに作ることが出来ます。
ワードプレスを追加する場合の登録もやはり簡単に出来ます。これも10分~20分もあれば作ることが出来ます。 ワードプレス作成において最も時間がかかる工程は、おそらくドメイン名を決めて登録するところでしょう。 レンタルサーバーを使ってワードプレスを構築するにはそこまで時間がかかりません。
次にレンタルサーバーが出来ることは「メールアドレスの作成」になります。
メールアドレスを10個、20個と作ることができますし、それぞれのメールアドレスのデータ容量を設定することが出来ます。 実際にGmailに設定したり、Outlookなどのメーラーに設定することで、ここで作ったアドレスでメールの送受信が行えるようになります。
レンタルサーバーの価格帯は「格安プラン」「標準プラン」「ビジネスプラン」に分かれています。それぞれ皆さんの用途にあったプランを探すことになります。
それぞれの価格帯ごとに料金がどれくらいかかるのか、大体の料金帯についてまとめてみましたので次を確認してください。
格安プランでは300円前後だと大体ワードプレスが1個作れます。100円~200円の価格帯だとワードプレスが作れないプランもあるので注意してください。 500円ぐらいのプランからはワードプレスが複数作れるようになります。
最も人気になっているのが標準プランの価格帯です。この価格帯になるとサーバー速度や安定度がぐっと増します。大体1200円~1500円ほどの価格帯になっています。
ビジネスプランは法人向けプランと言えます。共用サーバーのプランでは3000円~5000円で提供されていることが多いです。それ以上の価格帯のプランもあります。
それぞれ、基本料金で調べた場合の料金となりますので、1年一括払いなど長期契約をすると大きくここから割引されます。 どれくらい変わるのかを次で紹介してみます。
レンタルサーバーはどの事業者においても長期割引制度によって6ヶ月、12ヶ月以上を一括で支払うと月額料金がかなり値引きされます。
長期割引キャンペーンを実施していれば、長期割引で40%~50%も割引されることはざらにあります。 非常にお得な制度になっていますので、半年から1年は続けられる気持ちがあれば最初に長期割引で申し込んでおくとお得です。
実際にどれくらい割引されるのか紹介してみましょう(※2023年3月14日時点のキャンペーン料金)
それぞれの事業者では月額料金の割引だけでなく「ドメイン永久無料」だったり「初期費用無料」だったり「サーバー移転の設定お任せ無料」など プラスアルファのキャンペーンも展開しています。
正直、これでもかと言うぐらいお得なキャンペーンが常に実施されています。
はじめたばかりの人に向けて、人気の会社の最適なプランを独断で紹介してみたいと思います。
まず最も人気がある標準プランで推奨したいレンタルサーバーは「エックスサーバー」、「ConohaWING」になります。 エックスサーバーで「250万サイト」が解説され法人だけでも「17万社」が利用しています。Conoha WINGは55万アカウントの登録者がいます。
この2社が2強のサーバー事業者となります。
格安プランでは「スターサーバー」や「ロリポップ」の人気があります。サーバー速度や安定度が落ちやすいと言われている格安プランではありますが、コストがお得で500円以下で 契約できるプランも多くなっています。
ビジネスプランでは「Xserverビジネス」や「iclusta+」が人気となっています。立上げ当初の法人であればこの辺りのレンタルサーバーでも充分に安定した運営ができるでしょう。
ここまで独自ドメインの登録と、レンタルサーバーの契約にあたっての実践的な知識を説明してきましたが如何でしたでしょうか。
独自ドメインとレンタルサーバーはあくまでもワードプレスを作るために準備が必要なものでしかありませんが、 レンタルサーバーの高速化や安定性の部分はSEOにも関わってくるところなので、しっかりとしたサービスを選ぶようにしましょう。
shiba
Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。