ドメイン取得への道

ドメイン取得への道

【事前知識】独自ドメインとレンタルサーバーの契約に関する10個の知識

ドメイン レンタルサーバー

ワードプレスを始める場合、まず独自ドメインレンタルサーバーが必要になってきます。

独自ドメインはワードプレスのURLとなるものです。レンタルサーバーはワードプレスのデータを管理するものです。

この2つがあって初めてワードプレスが作れますが、それぞれ契約をしなければなりません。

そこでこのページでは初心者の方にむけて独自ドメインとレンタルサーバーを借りる時に注意して欲しいポイントを10個にわけて説明しています。

1.ドメイン取得にあたっての事前知識

では、まず独自ドメインについて説明していきたいと思います。

ポイント1.ドメインとは何なのか?

まず、「独自ドメイン」が何なのか一言で説明すると「ホームページURL」と「メールアドレス名」になるものと説明できます。

独自ドメインを持っていないとホームページのURLが決まりません。 ホームぺージを運営するには個別のURLが必要であり、その基となるのが独自ドメインだと言えます。

例えばこのサイトであれば「domain-server-study.com」というドメイン名をお名前.comで登録していますが、このドメインを持っているからこそ次のようなホームページURLでワードプレスを作れます。

https://domain-server-study.com

また、ドメインはメールアドレスを作る際にも必要になってきます。「domain-server-study.com」のドメインを持っていれば 以下のようなメールアドレスを作ることが出来ます。

info@domain-server-study.com
watanabe@domain-server-study.com

このように独自ドメインを取得すれば、ホームページやメールアドレスが作れるようになります。

ポイント2.まずはドメイン事業者を選ぼう!

独自ドメインがどういうものなのか把握できたら、ドメイン会社で独自ドメインを取得してみましょう。

個人の方がワードプレスを作る目的だけでドメインを取得するのであれば、 エックスサーバーと「エックスサーバードメイン」だったりConoha WINGと「Conohaドメイン」のように、 レンタルサーバーとドメイン会社をセットで契約するとメリットが大きいです。

セット契約によるキャンペーンで独自ドメインが無料になったりネームサーバー設定が簡単になったりします。

ドメイン事業者とレンタルサーバーを別々で登録する方法もあります。この場合、人気なのは「お名前.com」です。 お名前.comには管理のための機能も多く支払い期限もハガキでお知らせしてくれます。

ドメインをしっかり管理したい法人の方や支払い期限を気を付けたい方は「お名前.com」でドメインを管理した方が良いかもしれません。

初めてワードプレスを作る方で「レンタルサーバーとドメイン会社は1つにまとめたい」という方は セット契約の方がメリットが大きいでしょう。

ポイント3.ドメインのキャンペーン

独自ドメインを購入する場合、.comあたりを通常購入すると1年間あたり1,000円~2,000円ほどします。 ただし、キャンペーンを活用することで無料や初年度1円で購入することもできます。

キャンペーンには主に2種類あります。それぞれの内容について詳しく紹介してみましょう。

1.1年目がお得になる「初年度割引キャンペーン」

初年度キャンペーンは主に「お名前.com」「エックスサーバードメイン」の2社で実施されています。

ドメインの種類によっては初年度1円~100円ほどで契約できます。

初年度割引キャンペーン内容は、名前のままの通り「初年度料金が割引」になります。 2年目からかかってくる 更新料金は通常の料金体系で費用がかかるので気を付けて下さい。

2.レンタルサーバーとのセット契約で「ドメイン無料キャンペーン」

また、ドメインとレンタルサーバーをセットで同時契約することで「ドメインが無料になる」キャンペーンを実施しているサーバー事業者がたくさんあります。

セット契約をするとドメインが無料になるだけでなく、ネームサーバー設定が簡易的にできるようになり支払いの管理もサーバーとドメインを別々の会社で 管理するより簡単に管理ができるためメリットの大きい契約方法と言えます。

実際にドメイン無料キャンペーンを実施しているサーバー事業者は以下のとおりです。

ドメイン無料キャンペーン実施5社

それぞれ、ドメイン無料になるには条件が定められていることもあるので注意してください。

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セット契約する場合は、レンタルサーバーを契約する際に同時にドメイン申込みをします。

ポイント4.ドメイン名の付け方

どの会社で独自ドメインを登録するかを決めたら、ドメイン名を考えます。

ドメイン名は2つの要素をくみあわせて考えます。具体的には「自由に登録できる部分」と「トップレベルドメイン」の2つを組み合わせることになります。 どちらかというと、自由に登録できる部分が「主」になります。まずはここを決めてそれからトップレベルドメインを選んでいきます。

  • ドメイン名:自分で自由に登録できる部分
  • トップレベルドメイン:「.com」「.jp」「.shop」などのこと

たとえば「domain-server-study.com」というドメインだったら「domain-server-study」が自分で考えた部分になり「.com」がトップレベルドメインの箇所になります。

ドメイン名の付け方については次のページで詳しく解説していますので参考にしてみてください。

【関連】良いドメイン名の決め方 5つのアイディアで最適な独自ドメインを考えよう

そして、主となる部分が決まったらドメイン事業者でドメイン検索を行って、問題なければその場でドメインを購入することが出来ます。

ポイント5.ドメイン事業者で申込み(ドメイン検索)をする

ドメイン名を決めたらドメイン事業者の登録ぺージで購入するのですが、その前にドメイン検索というものを行います。

これがどのようなことかと言うと、自分で決めたキーワードを入力して他の人が既に登録しているドメインかどうかを調べる工程になります。 当サイトの場合であれば「domain-server-study」を入力して調べて、空いているドメインだったので登録した流れになります。

下の画面は実際にお名前.comで特定のドメイン名でドメイン検索した時のキャプチャになります。

このように登録したいキーワード名を入れてドメイン検索をします。

ドメイン検索をすると空きドメインかどうかの結果が表示されます。空きがなければ、もう一度キーワードを変えてドメイン検索を行います。

この作業を繰り返すことで登録できる空いているドメインを探すことになります。

ドメイン検索で空いているドメインをみつけて登録を行えばドメインの購入が完了します。この時点でドメインの1年間の権利を得ていることになります。

ここまでのまとめ

ドメインの基本的な知識から、料金やドメイン検索のことについて説明してきました。

ここまでで独自ドメインが取得できるようになります。おそらく取得までの流れで最も時間がかかる所は「ドメイン検索を行う」所になるでしょう。 .comで取得する場合であれば既に1億以上のドメインが取得されていることもあり、キーワードを長くしないと早々ドメインが空いてないからです。

単一キーワードなどではまず空いていないので、工夫をしてドメイン名を考える必要があります。

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独自ドメインについては他のぺージでも詳しく解説しています。参考にどうぞ。 【2024年1月】ドメイン会社おすすめ7社を徹底比較!どこがいい?

2.レンタルサーバーの事前知識

ここからはレンタルサーバーについて基本的な知識を解説します。

ポイント6.レンタルサーバーとは何なのか?

レンタルサーバーを簡単に説明すると、様々あるサーバー用途向けに特化されたパソコンだと言えます。 いつ誰が訪れてもデータを渡せるように常に電源が入っています。

Webサーバーならサーバー内部にホームぺージのデータを保存していて、外部から訪れた人にそのデータを渡します。

メールサーバーなら各メールアカウントの設定情報が保存され、メールの送受信を担っています。 受信データを受け取り、送信データを宛先のメールサーバーまで送ります。

パソコンに導入されるOSやソフトはLinuxやWindows Serverなどサーバー向けのものとなり個人向けパソコンのOSとは異なります。 そしてレンタルサーバーの構築や管理はエックスサーバーやConoha WINGなどサーバー提供先の会社が行ってくれています。

ポイント7.ワードプレスを作れる

レンタルサーバーが出来る最もたることは「ワードプレス」を作れることです。

ワードプレス開設にかかる時間は大体10分~20分ほど。 メールアドレスやパスワードなどを入力するだけで開設できます。

ちなみに、エックスサーバーやConohaWINGでは契約時の申込みと同時にワードプレスを作ることが出来るため、今日作ろうと思ったらすぐに作ることが出来ます。

ポイント8.メールアドレスを作れる

レンタルサーバーが担うもう1つの役割が「メールアドレスの作成」です。

大体のプランではメールアドレスを10個、20個と複数個作ることができます。それぞれのメールアドレスのアカウントごとにデータ容量を設定することも出来ます。

プランの内容によりますがメーリングリストが作れるプランもあります。

ポイント9.レンタルサーバーの料金

レンタルサーバーの価格は様々ですが、ここでは「格安プラン」「標準プラン」「ビジネスプラン」の3つに分けたいと思います。

それぞれの価格帯ごとに料金がどれくらいかかるのか、料金帯をまとめてみましたので次を確認してください。

  • 格安プラン:500円以下
  • 標準プラン:1,200円~1,500円
  • ビジネスプラン:3,000円~5,000円

格安プラン

格安プランでは300円前後でワードプレスが作れます。100円~200円の価格帯だとワードプレスが作れないプランもあるので注意してください。 500円ぐらいのプランからはワードプレスが複数作れるようになります。

標準プラン

最も人気になっているのが標準プランの価格帯です。この価格帯になるとサーバー速度や安定度がぐっと増します。大体1,200円~1,500円ほどの費用がかかります。 長期契約で年間割引などが適用されると1000円以下で契約できます。

ビジネスプラン

ビジネスプランは法人向けのプランになります。大体3,000円~5,000円ほどで契約できます。 安定性のあるサーバー運営体制、セキュリティサービスの充実、代理設定などサポートが充実していることが特徴です。

長期契約で40%~50%OFFも

レンタルサーバーはどの事業者においても長期割引があります。6ヶ月や12ヶ月などの期間分を一括で支払うと料金がかなり値引きされます。

最大で40%~50%も割引されることもあり非常にお得な制度になっています。 1年ぐらいは続ける気持ちがあるのであれば長期割引で申し込んでおくとお得です。

実際にどれくらい割引されるのか紹介してみましょう(※2024年3月20日時点のキャンペーン料金)

ポイント10.人気サーバーを紹介!

これからホームぺージ作成を始める方に向けて人気のプランを紹介します。

標準プランは「エックスサーバー」「Conoha WING」が人気

標準プランの価格帯で人気があるのは「エックスサーバー」と「ConohaWING」になります。

エックスサーバーは250万サイトが運営されていて法人企業も18万社が利用しています。シェアNo1のレンタルサーバーになります。

一方でConoha WINGは2018年にサービスが始まった後発サービスでありながら、 国内NO1のサーバー速度とモダンでシンプルな管理機能を特徴として既に55万アカウントの登録者数となっています。

この2社がレンタルサーバー業界の2強と言えるでしょう。

おすすめ標準サーバー

格安プランなら「スターサーバー」「ロリポップ」が人気

格安プランでは「スターサーバー」や「ロリポップ」の人気があります。

サーバー速度や安定度が落ちやすいと言われている格安プランではありますが、コストがお得で500円以下で 契約できるプランも多くなっています。

おすすめ格安サーバー

ビジネスプランは「Xserverビジネス」「iclusta+」が人気

ビジネスプランでは「Xserverビジネス」や「iclusta+」が人気となっています。立上げ当初の法人であればこの辺りのレンタルサーバーでも充分に安定した運営ができるでしょう。

おすすめビジネスプラン

まとめ

ここまで独自ドメインの登録と、レンタルサーバーの契約にあたっての実践的な知識を説明してきましたが如何でしたでしょうか。

独自ドメインとレンタルサーバーはあくまでもワードプレスを作るために準備が必要なものでしかありませんが、 レンタルサーバーの高速化や安定性の部分はSEOにも関わってくるところなので、しっかりとしたサービスを選ぶようにしましょう。

この記事の著者・プロフィール

shiba

Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。

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