【2021年】「エックスサーバー」vs「さくらインターネット」徹底比較
当ページでは「エックスサーバー」と「さくらレンタルサーバー」を比較しています。
実はエックスサーバーとさくらレンタルサーバーでは得意とする価格帯が違います。
エックスサーバーは標準プラン(1,200円前後)とビジネスプラン(約5,000円)が人気で、
さくらレンタルサーバーは低価格プラン(約500円)と、1台まるごと借りられる専用サーバーを得意とする
会社になっています。
そのため、それぞれのプランの特徴を説明した後で、
どんな人が各プランに向いているのか紹介していきたいと思います。
ベストプランの比較
ここで紹介するプランは、エックスサーバーについては標準プラン(約1,200円)、
さくらレンタルサーバーについては低価格プラン(約500円)を紹介しています。
|
エックスサーバー 「X10プラン」
| さくら 「スタンダード」
|
月額料金
| 1,320円 |
525円 |
初期料金 |
3,300円 |
1,048円 |
ストレージ
| SSD |
HHD (一部SSD) |
マルチドメイン
| 無制限 |
200個 |
データーベース数
| 50個 |
50個 |
サーバーソフト
| nginx |
nginx/Apache |
簡単インストール
| 〇 |
△ |
HTTP2
| 〇 |
〇 |
RAID構成
| RAID10 |
RAID10 |
無料SSL
| 〇 |
〇 |
CPU
| 48コア |
未公表 |
メモリ
| 516GB |
未公表 |
特徴
| 稼働率99.99% |
バックアップ&ステージング(テスト環境あり) |
エックスサーバー「X10」プランの特徴
X10プランの特徴は、標準の料金体系でありながら、サーバースペックと安定性を兼ね備えている点、と言えます。
搭載CPUは48コアという共用サーバーのプランでも最も良い物を導入していながら、かつ稼働率99.99%を実現しています。
2021年になり自動バックアップのサービスも無償化され、簡単にデータの回復が出来るようになりました。
さくらレンタルサーバー「スタンダード」プランの特徴
さくら「スタンダード」プランは月額525円。1年間通してのコストを計算すると、エックスサーバーより7,000円近くも
コストを抑えられます。
機能面ではエックスサーバーより落ちますが、テスト環境でWebサイトを構築できる「バックアップステージング」と呼ばれる
サービスがあり、これはエックスサーバーにはないサービスになっています。
また稼働率についても99.99%となっています。
比較
1.料金
|
エックスサーバー |
さくら |
月額料金
| 1,320円 |
524円 |
初期料金 |
3,300円 |
1,048円 |
年間料金 (1年間の一括払い時) |
13,200円 |
6,287円 |
コスト的な面ではさくらが年間で7,000円~13,000円も安い
月額料金についてはエックスサーバーX10が「1,320円」さくらスタンダードプラン「524円」になっています。
1年間の料金を計算すると、1年間の一括払い時では、エックスサーバーが年間で13,200円となり、さくらは6,287円。
7,000円ほど違ってきます。
エックスサーバーは1年間一括払いの場合、初期費用が3,300円から0円になり、月額料金も1320円から大幅に下がります。
また、常にドメイン無料キャンペーンもよく行っています。
短期払いだと、価格差が広がる
上記の計算は年間一括払いの場合での計算になります。
短期払い(1ヶ月払い、3ヵ月払い)の場合は、エックスサーバーの年間コストが19,000円。
さくらは6,287円のままで、料金差は1万3,000円ぐらいに広がります。
料金を抑えたい方にとっては、さくらのような低価格プランは推奨プランになります。
2.サーバー性能(CPU・メモリ・ストレージ)
サーバーについては、エックスサーバーがかなり良いサーバーを採用しています。
実はこの2社、どちらも管理画面から自分に割り振られているサーバーのスペックを確認することが出来ます。
管理画面からサーバーを確認できるのは「エックスサーバー」「さくらレンタルサーバー」と「スターサーバー」など、限られた会社だけになります。
搭載サーバーは自分が登録しているサーバーについて調べてみたところ、エックスサーバーが「10コア・192GB」になり、
さくらは10コア・48GB」になっていました。エックスサーバーが良いサーバーを採用していることがわかります。
ちなみに2社におけるサイト公表値としてはエックスサーバーが「48コア・512GB」になります。
さくらはホームぺージでは公表はしていません。
大体、投入したばかりのサーバーはこれから登録する人に割り当てられます。
エックスサーバーではより良いCPU&メモリで機体を導入していますので、これから契約する人は、
それに近いスペックのCPUで割り当てられると思います。

エックスサーバーはソリッドストレージを採用
CPUやメモリとは別に、ストレージについて比較してみます。
ストレージを比較するには「ハードディスク(HHD)」か「ソリッドストレージ」のどちかを搭載しているのか確認することが大切になります。
エックスサーバーについてはソリッドストレージがほぼ標準になっています。
さくらについてはメインのスタンダードプランから順次SSDに移行中になっています。
3.ワードプレス導入の簡単さ
ワードプレスを始める場合は2社とも「ワードプレス簡単インストール」のサービスがあります。
管理画面から設定をするだけなので、10分もあればワードプレスを作ることが出来ます。
ただ、簡単インストールといっても、実際にはあまり簡単でないレンタルサーバーもあります。
エックスサーバーについては、この簡単インストールはとても良く出来ていて、
レンタルサーバー会社のなかでも最もかんたんにワードプレスを設置できるようになっています。
さくらの場合はワードプレスのインストール設定にあたり入力事項が多く、やや複雑になっています。
なのでワードプレスを簡単に導入したいのであればエックスサーバーがおすすめと言えます。
4.稼働率
2社とも稼働率99.99%の保守体制
エックスサーバーもさくらレンタルサーバーも稼働率が99,99%となっています。
稼働率については両者とも全く問題ないと言っていいと思います。
エックスサーバーについては実際に管理画面に入ってみると、保守情報について1つ1つ周知しています。数分~数十分で直していることがほとんどで、保守体制のすごさがわかります。
5.テスト環境
さくらレンタルサーバーには「テスト環境」サービスが実装されている
さくらレンタルサーバーには「バックアップ&ステージング」と呼ばれるテスト環境が作れるサービスにあります。
例えば、ワードプレスを運営していてバージョンアップなどがあった場合でも、テスト環境で確認をすることでエラーを回避することが出来ます。ワードプレスにおいてエラーを避けたい人にとってはテスト環境で確認が出来るのは、かなりメリットと言えます。
バックアップステージングについてはさくらのスタンダードプランから活用することが出来ます。ほとんどのプランで導入されていて、他社にはない魅力的なサービスになっています。
6.まとめ
「エックスサーバー」も「さくらインターネット」もどちらも人気のレンタルサーバーになります。
今回、ベストプランについて比較していますが、エックスサーバーは1,320円で、さくらレンタルサーバーは500円のプランになっています。
それぞれのプランの料金体系が違いますので、一概に比較できませんが、
性能・サービス面を選ぶのか、コスト面を選ぶのか、良く考えて検討していきましょう。
総合的にはエックスサーバー
レンタルサーバーのスペックやその他のサービスを考えると、
総合的にはエックスサーバーやエックスサーバービジネス(4,000円~)にメリットを感じる人が多いと思います。
比較的わかりやすい管理画面や、ワードプレスかんたんインストール機能の簡易さ、
法人向けプランでは無料で各種設定を行ってくれるサービスも展開していて、より初めての方向けのレンタルサーバーになっています。
エックスサーバー公式
制作者向けのレンタルーサーバーがさくらレンタルサーバー
さくらレンタルサーバーではテスト環境の構築が出来たり、マネージドプランなど専用サーバーのプランがあります。Web制作会社や、簡単な設定はできるけれどもアクセス数が多いホームぺージを持っている会社に向いているレンタルサーバー会社と言えます。
さくらレンタルサーバー公式
この記事の著者・プロフィール
Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。
これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。
ー当サイトは一部PRを含みますー