ドメイン取得への道

ドメイン取得への道

人気ドメイン会社7社を比較して項目別にまとめました(2023年7月)

更新:

ドメイン会社比較

人気ドメイン3社のサービス比較

まず最初にドメイン会社で人気がある、お名前ドメイン、エックスサーバードメイン、ムームードメインの3社について 各サービスについてまとめてみました(2023年7月2日)

              
お名前.com ムームードメイン エックスドメイン
.com 初年度:750円
↑1個目については0円
2年度:1,287円
初年度:750円
↑1個目については0円
2年度:1,728円
初年度:1円
2年度:1,298円
.jp 初年度:330円
2年度:3,091円
初年度:2,035円
2年度:3,344円
初年度:350円
2年度:3,102円
Whois代行 あり
(購入時のみ無料)
あり あり
ドメイン無料
キャンペーン
あり あり あり
料金支払い
ハガキ通知
あり

ドメインを取得した後の管理で大切になるのが年1回の「料金の支払い」になります。 支払い忘れを防ぐために有効なのが、ハガキによる通知になります。

現在、支払い期限をハガキで通知してくれる会社はお名前ドメインだけになります。

その他にもドメインに関するサービスや機能も充実していて、 個人的にはドメイン会社に悩んだら「お名前.com」をおすすめしておきます。

その1.料金の比較

次に、より詳しくドメインの購入料金について説明してみましょう。

独自ドメインの料金は、そのドメインの種類によって料金が変わります。 大体の価格として「.con」は年間1,500円ほど、「.jp」は年間3,000円、「.co.jp」は年間4,000円~5,000円が標準的な料金になっています。

(※料金は2023年7月2日調べ)

会社名 .com .jp .co.jp
お名前.com 1年目:750円↑1個目については0円
更新:1,287円
1年目:330円
更新:3,091円
1年目:4,060円
更新:4,125円
エックスドメイン 1年目:1円
更新:1,298円
1年目:350円
更新:3,102円
1年目:2,068円
更新:4,136円
ムームードメイン 1年目:750円↑1個目については0円
更新:1,728円
1年目:2,035円
更新:3,344円
1年目:1,980円
更新:4,378円
スタードメイン 1年目:980円
更新:1,500円
1年目:1,900円
更新:3,100円
1年目:2,856円
更新:4,160円
FC2ドメイン 1年目:1,080円
更新:1,080円
1年目:2,780円
更新:2,780円
1年目:3,920円
更新:3,920円
名づけてネット(*1) 1年目:1,320円
更新:3,960円
1年目:2,780円
更新:2,780円
1年目:7,920円
更新:7,920円
ゴンベイドメイン 1年目:2,068円
更新:2,068円
1年目:3,124円
更新:3,124円
1年目:5,720円
更新:5,720円

(*1 名付けてネット:クレジットカード支払い時の料金)

独自ドメインの料金は1年間の「年払い」が基本

独自ドメインの料金は基本的に1年間分の料金として支払いを行うため、年払いが一般的になっています。 どこの会社でも月額料金という支払い体系はありません。

また複数年での契約もできますので、3年分や5年分の支払いも可能になっています。ただし、それだけ長く取得する場合、契約更新時に忘れてしまうリスクもあるので注意しましょう。

「初年度料金」と「2年目以降」の更新料金の違いに注意

独自ドメインの料金には「初年度料金」と「2年目以降の更新料金」の2種類があります。

登録して1年過ぎると「2年目以降の料金」に変わります。

各社のホームぺージで見かけるお得なドメイン料金はだいたいが初年度料金だけの値段になっているので注意してください。

ホームぺージは長ければ数年間以上にわたって管理することが多いため、 ドメイン料金は初年度だけでなく2年目以降の更新料金こそが重要だと覚えておきましょう。

ドメインの種類によっては2年目以降の料金がかなり高くなってしまうドメインもあります。

独自ドメイン無料キャンペーン

最近では独自ドメインが無料になるキャンペーンを実施するレンタルサーバー会社が多くなりました。 競争により各社とも利用者の囲い込みを始めています。

これは、レンタルサーバーとドメインを同時登録することで、独自ドメインが無料になるキャンペーンになります。 しかも、レンタルサーバー登録している間はずっとドメインが無料になります。

サーバー契約していれば毎年ずっとドメイン料金が無料なので、初年度0円キャンペーンを活用するよりコスト削減効果が大きくなっています。 費用を抑えたい方はこのドメインキャンペーンを確認しておきましょう。

また、この無料キャンペーンで登録をした場合、ネームサーバー設定が簡単にできるようになるメリットもあります。 これはレンタルサーバーとドメイン事業者が同じ会社だったりすると、ネームサーバー設定が簡易化されるためで、設定が不得意な方にはうれしいメリットではないでしょうか。

現在、ドメイン無料キャンペーンを実施しているのは以下のレンタルサーバーになります。

料金やサービスで大きな違いがあるのはドメイン会社ではなくレンタルサーバー

実は独自ドメインの料金やサービスは各社のサービス内容にそこまでの差がありません。

その反面、違いが大きいのがレンタルサーバーになります。

そのため、ホームページやメールアドレスを作る時にはドメイン会社よりもレンタルサーバーを軸にしてサービスの検討をした方が良いでしょう。

その2.取り扱いドメインの種類

日本国内において最も人気がある独自ドメインは「.com」「.jp」「.co.jp」になります。 それぞれの登録シェアを合わせるとおそらく7割~8割かそれ以上になっていると思います。それぐらいこの3つのドメインに人気が集まっています。

ちなみにドメイン登録数を調べると「.jp」は108万件、「.co.jp」は46万件の登録数になっていることがJPRSより発表されています(2022年11月時点)。 もっとも多く登録されている「.com」については、地球上で1億6000万件も登録されています。 圧倒的な数となっていますが、この内の数パーセントが日本で登録されていることになります。

しかし、この3種類以外にもドメインの種類はたくさんあります。

「.net」など知名度のある分野別ドメインから「.tokyo」などの地域ドメイン。さらに「.shop」「.work」など2014年以降に新しく登場した分野別ドメインなど。 その種類は500種類を超えています。

そこで各会社で登録できる独自ドメインの種類の多さについて、まとめてみました。

登録できるドメインの種類は「お名前.com」などGMO系列が圧倒的。

ドメインの種類に関してはGMO系列のドメイン会社がたいへん多く扱っていて「お名前.com」が580種類、「ムームードメイン」が400種類を扱っています。

他社では唯一「ゴンベイドメイン」だけが1,040種類もドメインを扱っていて、GMO系列よりも登録できるドメインの種類が多くなっています。

会社名 ドメインの種類
ゴンベイドメイン 1,040種類
お名前.com 580種類
ムームードメイン 400種類
エックスドメイン 70種類
名づけてねっと 70種類
スタードメイン 49種類
FC2ドメイン 32種類

その3.支払い方法

独自ドメインの料金を支払う方法として、「現金」「クレジットカード払い」「コンビニ払い」「ポイント払い」など幾つかの種類があります。

料金支払いに関しては、だいたいどこも複数の支払い方法(クレジットカード・銀行決済・コンビニ決済)に対応しています。

会社名 各種お支払い
お名前.com クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済
ムームードメイン クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・おさいぽ(ポイント)
名づけてネット クレジットカード・銀行振込
スタードメイン クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・PayPal
エックスドメイン クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・チャージ残高
FC2ドメイン クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・ペイジー
ゴンベイドメイン クレジットカード

その4.かんたんネームサーバー設定

ワードプレスやメールアドレスを新しく作る場合、ドメインの管理画面で行わなくてはいけない設定があります。 それがネームサーバー設定(DNS設定)になります。

このネームサーバー設定。一体何を設定するのかと言うと 「レンタルサーバーの位置情報(IPアドレス)」をドメイン側の管理画面に入れる設定になります。

例えば自分が利用するレンタルサーバーがエックスサーバーだったら、エックスサーバーのネームサーバーの値となる「ns1.xserver.jp」を入れます。 もし、ヘテムルだったら「dns0.heteml.jp」を入れます。

この設定によって「この独自ドメインでは〇〇サーバーを使います」ということを紐づけ設定を行います。

慣れないうちは、IPアドレスの調べ方がわからなかったり、入力してるのにページ表示が出なかったりして1日~2日悩んでしまうこともあるのですが、 このネームサーバー設定が簡単にできるサービスがかんたんネームサーバー設定」になります。設定が不得意な人に向いているサービスだと言えるでしょう。

かんたんネームサーバー設定を行う条件

この、かんたんネームサーバーを実施するには条件があります。

例えば「ムームードメイン」で契約した場合は、提携のレンタルサーバーである「ロリポップ」や「ヘテムル」で契約をすれば、 かんたん設定が出来ます。ただし、他のレンタルサーバーであれば自分でネームサーバー設定をしなくてはいけません。

「エックスドメイン」だと「エックスサーバー」がそれにあたります。

このようにドメイン会社と提携しているレンタルサーバーを同時に契約している場合だけかんたん設定が出来るようになっています。

(※参照:ネームサーバー設定の詳しい解説

その5.ドメインの自動更新の比較

ドメインの契約は1年間ごとなので、1年に1回は料金を支払う必要があります。

支払い期間が長いため忘れてしまう人も多く、支払い忘れでドメインが失効になってしまうケースも少なからずあります。 そのため支払いについてはクレジットカードなどで自動更新の設定にしておくことをおすすめします。

お名前.comだけはハガキで更新期限をお知らせしてくれる

どのドメイン会社でも支払い忘れ防止のため、期限が近づくとアナウンスのメールが送られてきます。

さらに、お名前.comでは更新期限をハガキでお知らせしてくれるようになっています。 メールをみていなくてもハガキが送られてくることで気が付くことが出来ます。

そのため支払いの管理に注意したい方は「お名前.com」をおすすめしています。

会社名 自動更新
お名前.com ○自動更新に対応
ハガキ・メールで案内)
ムームードメイン ○自動更新に対応
(メールで案内)
エックスドメイン ○自動更新に対応
(メールで案内)
FC2ドメイン ○自動更新に対応
(メールで案内)
スタードメイン 〇自動更新に対応
(メールで案内)

その6.whois情報の表示代行

whois情報とは「このドメインはどこどこの誰が登録していますよ」という情報のことになります。 登録メールアドレス、アドレス、担当者の名前まで公開されてしまうんですね。

このwhois情報、ふつうなら公開したくないですよね。わざわざ個人情報を出したい人はあまりいないと思います。 そんな時に安心して利用できる制度が「whois情報公開代理」システムです。

これを設定すると、ドメイン会社のメールアドレスやアドレスや氏名で公開代行されるため、みなさんの個人情報が出ることはありません。 大体どこのドメイン会社もwhois公開代理に対応しています。

(→whois情報について詳しく

お名前.comのWhois情報設定は有料となる場合もあり注意

このwhois情報公開代理で注意してほしいのが「お名前.com」になります。 ドメイン取得時にしっかり設定をしておかないと、後々に変更したときには有料になってしまいます。

その他のドメイン会社では、ドメイン取得後もwhois情報の公開代理は問題なく無料で変更できます。

会社名 whois情報公開代理
ムームードメイン
スタードメイン
エックスドメイン
FC2ドメイン
名づけてねっと
お名前.com
(申込時に依頼を忘れるとその後は有料1,000円/年間)
ゴンベイドメイン
(有料1,000円/年間)

おすすめのドメイン&レンタルサーバー事業者

定番の会社は「お名前.com」+「エックスサーバー」

私も利用しているレンタルサーバー&ドメイン会社

エックスサーバーは月額1,300円前後でありながら、導入しているサーバーの性能が高く、99.99%の稼働率となっている管理体制や、 ワードプレスかんたんインストールのサービスなど、バランスが整っているレンタルサーバーになります(エックスサーバーの詳細はこちら

お名前.comについては最大手ドメイン会社ということもあり、登録できるドメインの種類も多く、管理機能やオークションなどサービスも充実しています。

両者とも、それぞれの業界で圧倒的なシェアNo1事業者となっています。迷ったときはこの2社でまず間違いないと思います。

要チェック!
エックスサーバー>+<お名前.com

ドメイン永久無料で国内最速技術「Conoha Wing」+「Conoha ドメイン」

今始めたい。コスパ良しなレンタルサーバー

人気サイトでも多く導入されている「Conoha Wing」。 年々登録者が増え続けていて、2023年では55万アカウントを突破しています。

Conohaドメインで独自ドメインの提供も始まり、Wingパックの場合、独自ドメイン料金がずっと無料になります。 それだけでなく初期費用も0円になっているため初年度料金がお得になっています(Conoha Wingの詳細はこちら

個人でのブログ利用に大人気の事業者となっています。

サーバーの処理速度にも特徴があり、「HTTP2」「Litespeed LSAPI」などを採用。レンタルサーバー業界でも国内No1の高速化を実現させています。

要チェック!
Conohaドメイン> + <Conoha Wing

さらにConohaドメインで独自ドメインを登録した場合、そもそもネームサーバー設定がされているので、 設定不要ですぐにサイト開設ができるかんたん設定になっています。

もう少し安く、かつ設定を簡単にしたいなら「ムームードメイン」と「ロリポップ」

格安レンタルサーバーで設定も簡単になる組み合わせ

より低価格で契約したい方は「ムームードメイン」と「ロリポップ」がおすすめです。 お互い運営元がGMOペパポという会社なので、ネームサーバー設定というのがボタン操作ですみますし、 プランによっては月額500円とエックスサーバーの半額で利用することができます。

ロリポップには簡単インストールの機能もついていて、本当にかんたんに作れるようになっています。 初心者の方にはおすすめの組み合わせになっています。

要チェック!
ムームードメイン>+<ロリポップ

ドメイン会社

お名前.com

ドメイン専業会社としては1番契約数が多いのが「お名前.com」です。シェアNo1で最大手となります。 取り扱っているドメインの種類も多く、まとめて取得すると割引もしてくれます。 ドメインオークションなどもありサービスが多様なのが魅力です。

シェアNo1!「お名前.com」を詳しく

料金 「.com」:1年目750円/2年目以降1,287円
※1個目の取得ドメインは1年目0円
「.jp」:1年目330円/2年目以降3,091円
「.co.jp」:1年目4,060円/2年目以降4,125円
ドメイン種類 580種類
提携サービス お名前レンタルサーバー

スタードメイン

正規のドメイン料金が「お名前.com」より常に安くなっています。さらに加えてドメイン料金の20%がポイントとしてもらえます。 ここを運営しているネットオウルはエックスサーバー傘下です。安心して利用できるドメイン会社だと思います。

管理画面がとっても使いやすい「スタードメイン」を詳しく

ムームードメイン

「お名前.com」と同じくGMO系列のドメイン会社です。 格安レンタルサーバーのロリポップと提携しているため、「ロリポップ」+「ムームードメイン」のセットで契約をすると ネームサーバーの設定が簡単にできます。

ロリポップの系列「ムームードメイン」を詳しく

名づけてねっと

NTTPCコミュニケーションズが運営するドメイン会社です。 NTTPCはレンタルサーバー「WebAERNA SuiteX」も運営しておりましてサーバーと同時に申込みをするとドメイン1年間・サーバー3ヵ月無料になります。

NTTPCコミュニケーションズ運営の「名づけてねっと」を詳しく

エックスドメイン

高機能なレンタルサーバー「エックスサーバー」のドメイン版がエックスドメインです。 こちらもGMO系ドメイン会社より正規料金が常に安くなっています。傘下のスタードメインとは系列となります。

無料レンタルサーバーの機能が増える「エックスドメイン」を詳しく

この記事の著者・プロフィール

shiba

Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。

ー当サイトは一部PRを含みますー